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緑の花がある暮らし。-3月お届けのお花のおすすめの飾り方-

緑の花がある暮らし。-3月お届けのお花のおすすめの飾り方-

おすすめの飾り方   3月にお届けしたお花の中でも特に注目していただきたいお花はカーネーションとアルストロメリア。旬の時期の国産の花材の品質を楽しんでいただくため様々な表情が見えるようにデザインし束ねてお届けいたしました。お花が届いた初日のおすすめの飾り方はそのままの状態で、お花の茎をハサミで1cmほど切り、高さ20cm程の大きさの花瓶に飾ると各花材の特徴がわかりやすい状態で飾ることができます。届いたお花を飾り、よく観察し、どの向きを正面に飾ったら美しく見えるかを様々試していただくことでお花の魅力を体感することと同時にお花の飾り方も上達していきます。束ねた状態で楽しまれた方は、F. [éf]のお花の定期便ではお花や葉物、枝物と個性豊かな花材を厳選しお届けしておりますので、それぞれ種類別にばらして花瓶に分けて飾っても楽しめますし、1つの花瓶まとめて飾るのもおすすめです。どちらも飾る際は花材が重ならないように少しずつ茎の長さを変えて飾るのが綺麗に飾るコツです。1つの花瓶に飾る際の飾り方のポイントは次の3ステップです。 おすすめの飾り方①初めにアセビを花瓶に活けて土台を作ります。ナズナをアセビに絡めるよう、飛び出させるように花瓶に活けて、アウトラインを作ります。(アセビとアセビの間にナズナを挟むように交互に活けると綺麗な土台ができます。)②①で作った土台の中にカーネーション、アルストロメリアを活けていきます。花材ごとにまとめるのがおすすめです。③動きのあるユキヤナギを枝の流れを生かすように手前もしくは奥側に活けて、完成です。     素敵に飾るワンポイントは、カーネーション、ナズナ、ユキヤナギを飛び出させるように飾るところです。全てが同じ高さにならないように、お花1つ分ほど長さを変えて活けましょう。上記の写真のように、高低差をつけることで花材同士の間に空間ができ、花材の特徴、魅力をより感じやすくなります。また、飛び出させるように活けることで春の生命力、躍動感も表現することができます。3月のメイン花材を活ける際は右側にカーネーション、左側にアルストロメリアと各花材ごとにまとめて飾ることでお手軽に素敵に飾ることができます。書く花材を飾る際は、上記写真のように三角形をイメージして活けると様々な表情を見ることができるように飾ることができます。お花の飾り方に正解はありません。難しく考えずお花と向き合いお花が美しく見えるようにぜひお花との暮らしをお楽しみください。      
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緑の花がある暮らし。-3月お届けの花材紹介-

緑の花がある暮らし。-3月お届けの花材紹介-

今月お届けのお花       カーネーション〈品種名:コノハ〉〈生産地:茨城県 小山花園〉 カーネーションといえば5月の「母の日」を思い浮かべる方も多いかと思います。実は国産のカーネーションの旬の時期は、冬から春に季節が移り変わる今の時期。国産のカーネーションは、畑からお客様のお手元に届くまでの期間が短いことからじっくり畑でお花を咲かせることができる為、花びらの色、お花の大きさが輸入のものと比べ大きく異なります。特に、花びらの表面をよく見ると、キラキラと輝き、ほのかに甘い香りがするのが特徴です。今回は、茨城県の小山花園様のカーネーションをお届けいたしました。小山花園様は、今の時期の最高品質のカーネーションを出荷されている生産者様で、お花の大きさ、茎の硬さ、どれを取っても品質が高い素晴らしいカーネーションをご出荷されております。少しずつほころんでいくカーネーションの日持ちは、しっかりとお手入れする事で3週間以上お楽しみいただけることもあります。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、2週間〜3週間程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合、お花が大きく咲き、より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。  〈お手入れ方法〉 ・カーネーションの茎は、お水に浸かると腐りやすい為、単体で花瓶に飾る場合は、花瓶のお水の量は器の1/3から半分ほどの少なめに入れるようにしてください。他の花材と一緒に飾る場合は、器の半分から6分目ほどのお水を入れてください。・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。・カーネーションは咲き進むに連れ、花びらが成長しお花の重さに茎が耐えられず茎が折れてしまうことがあります。折れてしまった箇所をハサミで切り短くして飾ってみてください。・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。        アルストロメリア〈品種名:パール〉〈生産地:愛知県 JA愛知みなみ〉 アルストロメリア〈品種名:グリーンフィールド〉〈生産地:愛知県 JA愛知みなみ〉 花束の名脇役、アルストロメリア。どんなシーンでもメインのお花を引き立てつつ華やかさもあるアルストロメリアは、他のお花と一緒に飾られ、合わされがちですが1本で飾るととても繊細な花形をしてます。アルストロメリアの旬の時期は春。今の時期に出回るアルストロメリアは、小花のつき方や発色、茎の硬さから品質の高さを感じることができます。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、2週間〜3週間程お楽しみいただけます。   〈お手入れ方法〉 ・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。・お水の量は、半分から6分目がおすすめ。・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。           ナズナ〈品種名:タラスピ〉〈生産地:香川県 F.U.Kagawa〉 春の七草や野草としてお子様から大人まで親しまれている「ナズナ」ナズナも春のお花を彩る花材としても人気の花材です。ナズナの中でも、花が小さく繊細な印象の品種「タラスピ」をお届けしました。国内で流通するタラスピは輸入のものが多く、通年を通してイスラエルなどから届きますが、春から夏にかけては国産のタラスピが出回ります。国産のタラスピの特徴は、花、茎のみずみずしさです。ぷっくりとした小花や先端の動きのある仕立ては可憐な印象を与えてくれます。どの花材とも相性が良く、他の花材1本とタラスピを合わせるだけで春らしい組み合わせになります。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、2週間〜3週間程お楽しみいただけます。ドライフラワーとしても綺麗になるので、フレッシュな状態で楽しまれた後は是非お試しください。 〈お手入れ方法〉・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。      アセビ〈生産地:和歌山県 森林工房〉 ツツジの仲間であるアセビは、日持ちが長く、深い緑色の枝物として人気の枝物です。枝物の中でも日持ちは長く、フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、3週間~1ヶ月ほどお楽しみいただけます。飾る際の注意点として、アセビは漢字で「馬酔木」と書くことから、葉に小動物には有害な成分が含まれております。フレッシュな状態で葉が散ることはほとんどありませんが、ペットなどがいらっしゃる方は、飾る際にはお取り扱いにご注意ください。  〈お手入れ方法〉・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。・枝の先端から傷んでくるため、フレッシュな状態で楽しむ場合は、先端の葉を触っていただき黒く変色した箇所やカサカサとした箇所をハサミで取り除くことでより長くフレッシュな状態でお楽しみいただきます。...
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緑の花がある暮らし。-2月お届けのお花のおすすめの楽しみ方-

緑の花がある暮らし。-2月お届けのお花のおすすめの楽しみ方-

お花をお届けして20日目。日々のお手入れで花材の丈も短くなり、花材の質感、香り、お手元に残った花材など大きく変わっているかと思います。 枝物や葉物などはしっかりとお手入れを行えばまだまだフレッシュな状態でお楽しみいただけます。お手元に残った花材でおすすめの飾り方をご紹介いたします。   フレグランススワッグ 2月にお届けいたしました葉物や枝物は、香りをお楽しみいただける花材を多く選び、お届けいたしました。F. [éf]では、生花でお花を楽しんだ後にドライスワッグとしての楽しみ方をご提案しておりますが、今月は、香りの花材のみでドライスワッグを作ることで香りも楽しめるフレグランススワッグをご紹介いたします。フレグランススワッグは窓際や寝室などに飾ることで、部屋に差し込む風やふとした瞬間にハーブの香りを堪能できます。写真では、ミント、ローズマリー、ユーカリを使用しておりますが、他の花材も使用しても構いません。ラナンキュラスは、花びらが散りやすいためスワッグには向かないのでご注意ください。シンプルに2本などで洗面台など生活に身近な場所に飾っていただくのも大変おすすめです。フレグランススワッグの作り方は3ステップ。必要な道具は、ハサミと紐(花束のラッピングの紐や麻紐など)。①ユーカリを茎元の先端を揃え、利き手とは反対の手で茎元を握ります。②①で握ったユーカリにローズマリー、ミントをそれぞれ上に重ねていくように種類ごとにまとめて握っていきます。③握っている箇所を紐できつく結んで、完成です。 作り方のポイントは、Day1の花瓶の飾り方と同様で、「高低差をつける」です。スワッグは吊るした際に裏面は見えなくなるため、ユーカリを1番長く、ローズマリーを次に長く、ミントを足元の順に束ねるとまとまりよく束ねられます。 紐を結ぶのが難しい場合は、握った箇所を輪ゴムで先に束ねてから紐で結ぶと簡単に結べます。     今月お届けしたお花はいかがでしたでしょうか。約1ヶ月、お花と一緒に過ごしてお手入れや飾り方など、初めは難しいものに感じたものも少しずつ慣れましたでしょうか。2月にお届けしたお花は、葉物や枝物などお手入れがお手軽なものから、クリスマスローズなど少しお手入れが必要なものまで様々だったかと思います。お手入れが難しいお花は、手間がかかることからあまり飾られない方も多くいらしゃるかもしれませんが、そんなお花が弱った状態から元気な状態に戻る体験は、何事にも変えがたい喜びと、切り花が生き物であることを感じることができます。F. [éf]の緑のお花の定期便では生花にこだわりを持ち、花材の品種、品質を厳選してお送りしています。最後まで楽しむこと、それは生花として楽しめる短い期間の中での、その植物の瞬間の美しさを最大限に理解することだと思います。 F. [éf]の緑の花の定期便を通して、お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけとなっていただけたら幸いです。   ・2月お届けの花材紹介はこちら・2月お届けのお花のおすすめの飾り方はこちら
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緑の花がある暮らし。-2月お届けのお花のおすすめの飾り方-

緑の花がある暮らし。-2月お届けのお花のおすすめの飾り方-

おすすめの飾り方   2月にお届けしたお花の中でも特に注目していただきたいお花はラナンキュラス。ラナンキュラスの咲き姿を楽しんでいただくために中心に、様々な表情が見えるように束ねてお届けいたしました。お花が届いた初日のおすすめの飾り方はそのままの状態で、お花の茎をハサミで1cmほど切り、高さ20cm程の大きさの花瓶に飾ると各花材の特徴がわかりやすい状態で飾ることができます。届いたお花を飾り、よく観察し、どの向きを正面に飾ったら美しく見えるかを様々試していただくことでお花の魅力を体感することと同時にお花の飾り方も上達していきます。束ねた状態で楽しまれた方は、F. [éf]のお花の定期便ではお花や葉物、枝物と個性豊かな花材を厳選しお届けしておりますので、それぞれ種類別にばらして花瓶に分けて飾っても楽しめますし、1つの花瓶まとめて飾るのもおすすめです。どちらも飾る際は花材が重ならないように少しずつ茎の長さを変えて飾るのが綺麗に飾るコツです。1つの花瓶に飾る際の飾り方のポイントは次の4ステップです。 おすすめの飾り方①初めにユーカリを花瓶に活けて全体のアウトラインを作ります。ユーカリは飛び出させるように花瓶に先に活けて、それに引っ掛けるように間にローズマリーを活けてください。②①で作った土台の中にラナンキュラス、ミントを活けていきます。③動きのあるグリーンベルを間を埋めるように飛び出させるように活けていきます。④クリスマスローズを目立つ手前に活けて、完成です。   素敵に飾るワンポイントは、ユーカリ、ラナンキュラス、グリーンベルに高低差をつけてる飾るところです。全てが同じ高さにならないように、お花1つ分ほど長さを変えて活けましょう。上記の写真のように、高低差をつけることで花材同士の間に空間ができ、花材の特徴、魅力をより感じやすくなります。2月のメイン花材のラナンキュラスを活ける際は、三角形をイメージして活けると様々な表情を見ることができるように飾ることができます。クリスマスローズやミントは、茎の長さが短めでもありますので花瓶のお水が必ず足りているか確認をしましょう。お花の飾り方に正解はありません。難しく考えずお花と向き合いお花が美しく見えるようにぜひお花との暮らしをお楽しみください。     ・2月お届けの花材紹介はこちら ・2月お届けのお花のおすすめの楽しみ方はこちら
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緑の花がある暮らし。-2月お届けの花材紹介-

緑の花がある暮らし。-2月お届けの花材紹介-

今月お届けのお花       ラナンキュラス〈品種名:ポムロール〉 1年の中で冬から春の期間しか出回らないお花ラナンキュラス。ラナンキュラスはキュッと詰まったみずみずしい花びらとドレスのように豪華な咲き姿が特徴のお花です。ラナンキュラスの花びらは200枚から300枚とお花の中ではもっとも花びらの枚数が多いお花とも言われています。ラナンキュラスといえば色彩豊かなカラフルな印象を持たれるかたもいらっしゃるかと思いますが、今回は、少し珍しい葉のような光沢感を持つ花びらの品種「ポムロール」をお届けしました。ポムロールは、咲き進むとお花の中心から黒いシベが出てきます。花びらが反り返るようなに変化する咲き姿を最後までお楽しみください。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約1週間〜2週間程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。満開になり、咲き切るとシベを残し、花びらが散っていきます。  〈お手入れ方法〉 ・ラナンキュラスの茎はみずみずしく柔らかいため、ラナンキュラス単体で花瓶に飾る場合は、花瓶のお水の量は器の1/3から半分ほどの少な目に入れるようにしてください。他の花材と一緒に飾る場合は、器の半分から6分目ほどのお水を入れてください。・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。・ラナンキュラスは咲き進むに連れ、花びらが成長しお花の重さに茎が耐えられず茎が折れてしまうことがあります。伸びしまった箇所をハサミで切り短くして飾ってみてください。・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。        クリスマスローズ クリスマスがつきながら今の時期の旬の花材、クリスマスローズ。ガーデニングでもとても親しまれている花材です。キンポウゲ科のお花で、ラナンキュラスとも大枠では仲間のお花になります。下向きに花をつけ、繊細な印象のお花です。クリスマスローズは、飾る環境にとても影響されやすいお花でもあり、シナっと萎れてしまいやすいお花でもありますが、お手入れ一つで元気になる少し手がかかりますがとても可愛い花材です。下記にクリスマスローズのお手入れ方法を記載しておりますので是非ご参照ください。一度環境に馴染むととても日持ちがよくそのままの状態で茶色く変色しドライフラワーとしても楽しめます。繊細な花びらなため、押し花としてもお楽しみにいただけます。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約10日〜2週間程お楽しみいただけます。   〈お手入れ方法〉・お水の汚れに弱いため、2〜3日に1度の頻度でお水替えをしてください。・お水の量は、半分から7分目の多目がおすすめ。・お水替えの際に茎を5mm程ハサミで切るまたは、茎の断面を半分に割ると水々しい状態を保てます。 〈しんなりした場合のお手入れ方法〉 クリスマスローズはお花を飾る環境の影響を大きく受けやすいお花です。全体的にしんなりとみずみずしさがなくなった場合は、写真のように短く切り、花の下までたっぷりとお水を入れた花瓶に2〜3時間ほどどっぷり浸けておくと、みずみずしさがが戻ります。          ミント   ハーブとして最も親しまれている花材、ミント。ミントは、料理からお菓子まで幅広い年代に親しまれています。葉に触れると清涼感のある香りがします。今回お届けした花材は、香りがしないお花なので一緒に飾っていただけくと華やかに香りもお楽しみいただけます。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。〈お手入れ方法〉・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。      ローズマリー 地中海原産のハーブとして調理や化粧品等でも親しまれている、ローズマリー。 触れると清涼感のある香りに包み込まれます。 生花の状態でもドライフラワーの状態でも香りを楽しむことができます。 お手入れの際に下葉を手で取り、小皿に集めてドライポプリとしてもお楽しみいただけます。...
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緑の花がある暮らし。-1月お届けのお花のおすすめの飾り方 part2-

緑の花がある暮らし。-1月お届けのお花のおすすめの飾り方 part2-

お花をお届けして20日目。日々のお手入れで花材の丈も短くなり、花材の質感、香り、残った花材など大きく変わっているかと思います。 枝物や葉物などはしっかりとお手入れを行えばまだまだフレッシュな状態でお楽しみいただけます。お手元に残った花材でおすすめの飾り方を2つご紹介いたします。   おすすめの飾り方「素材のまま楽しむ」 お届けした花材を日々のお手入れの中で、丈が少し短くなったそのままの状態で楽しむのも生花ならではの楽しみ方。茎の丈が短くなったのも丁寧に時間をかけお手入れをし、同じ時間を過ごした証でもあります。日々のお手入れで茎の長さが徐々に短くなりにつれ、花材を飾る器に悩まれる方もいらっしゃっるかもしれません。ですが、どんな状態のお花でも綺麗に飾れるポイントがありますので花瓶に悩まれたら是非お試しください。そのポイントは「飾る花材の長さの半分の高さの花瓶に飾る」です。上記の写真のように、花材の長さの半分ほどの高さの花瓶に飾ることで、どの角度からからみてもバランスよく、倒れることなく安定して飾ることができます。   おすすめの飾り方「ミニブーケにして楽しむ」お手元に残った花材で新たにミニブーケを作り1つの花瓶に飾るのも生花のお手入れをしていく中での楽しみ方の一つです。小さな器にお手元に残った花材をDay1での飾り方と同様にざっくばらんに活けこんでいきます。短くして飾ることで、お花に新しいお水が行き渡りやすくなり、みずみずしさが戻ることもあります。小さく飾ることで寝室や食卓などの身近なところに飾りやすくなり生花の最後の変化を感じることができます。アクセントにお届けした際にラッピングに使用しておりました紐などを器にくくりつけることでお手元に残った花材が少ない場合でも華やかに彩ることができます。   今月お届けしたお花はいかがでしたでしょうか。約1ヶ月、お花と一緒に過ごしてお手入れや飾り方など、初めは難しいものに感じたものも少しずつ慣れましたでしょうか。緑のお花の定期便では生花にこだわりを持ち、花材の品種、品質を厳選してお送りしています。生花との出会いは一期一会。「生のお花」なので人と同じく生き物でもあるため全く同じ色彩、形の花材には二度と出会うことはできません。最後まで楽しむこと、それは生花として楽しめる短い期間の中での、その植物の瞬間の美しさを最大限に理解することだと思います。 F. [éf]の緑の花の定期便を通して、お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけとなっていただけたら幸いです。   ・1月お届けの花材紹介はこちら・1月お届けのお花のおすすめの飾り方 part2はこちら
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緑の花がある暮らし。-1月お届けのお花のおすすめの飾り方 part1-

緑の花がある暮らし。-1月お届けのお花のおすすめの飾り方 part1-

おすすめの飾り方   1月にお届けしたお花の中でも特に注目していただきたいお花はチューリップです。毎日、ドラスティックな変化があるため変化をより感じていただけるように束ねてお届けいたしました。お花が届いた初日のおすすめの飾り方はそのままの状態で、お花の茎をハサミで1cmほど切り、高さ20cm程の大きさの花瓶に飾るとバランスよくチューリップが見えた状態で飾ることができます。届いたお花をよく観察し、どの向きを正面に飾ったら美しく見えるかを様々試してみることでお花の魅力を体感することと同時にお花の飾り方も上達していきます。束ねた状態で楽しまれた方は、F. [éf]のお花の定期便ではお花や葉物、枝物と個性豊かな花材を厳選しお届けしておりますので、それぞれ種類別にばらして花瓶に分けて飾っても楽しめますし、1つの花瓶まとめて飾るのもおすすめです。どちらも飾る際は花材が重ならないように少しずつ茎の長さを変えて飾るのが綺麗に飾るコツです。1つの花瓶に飾る際の飾り方のポイントは次の4ステップです。 おすすめの飾り方①初めにゼラニウムとアオモジを花瓶に活けて全体のアウトラインを作ります。アオモジは飛び出させるように花瓶に先に活けて、それに引っ掛けるようにゼラニウムを行けるのがおすすめです。②①で作った土台の中にチューリップ、ヒペリカムを活けていきます。③動きのあるブプレリウムをアオモジとチューリップの間を埋めるように活けていきます。④豆の花を伸びるように目立つ手前に活けて、残りの花材で正面から見た際に空いた箇所を埋めるように活けて完成です。 素敵に飾るワンポイントは、チューリップのお花の向きを全て正面に向けるのではなくランダムに後ろを向ける花もあるように飾ることです。上記の写真では、三角形のようにチューリップを活け、奥側の1本だけ後ろ向きに活けています。そうして飾ることでチューリップの魅力をより感じることができます。チューリップの茎が曲がっているため飾るのが難しい場合は、チューリップとブプレリウム以外のお花を先に活けて最後にチューリップとブプレリウムを空いた隙間に挿すように飾る方法もおすすめです。 お花の飾り方に正解はありません。難しく考えずお花と向き合いお花が美しく見えるようにぜひお花との暮らしをお楽しみください。   ・1月お届けの花材紹介はこちら・1月お届けのお花のおすすめの飾り方 part2はこちら
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緑の花がある暮らし。-1月お届けの花材紹介-

緑の花がある暮らし。-1月お届けの花材紹介-

今月お届けのお花       チューリップ〈品種名:ノースキャップ〉 冬から春にかけて花を咲かせる球根のお花、チューリップ。球根のお花として親しまれているお花です。チューリップといえば一重咲きの赤色や黄色などをイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、お花の市場で出回っている切花用のチューリップは咲き方や色合いも様々。今回は、咲き方が八重咲きの緑色と白色の複色の品種「ノースキャップ」をお届けいたしました。蕾の状態では、緑色に少し白色が混ざるような色合いですが咲き進むに連れて色合いはドラスティックに変わっていきます。また、チューリップは飾っている状態で茎も伸びていくので成長の変化をお楽しみください。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約1週間〜2週間程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。満開になり、咲き切ると花びらが散っていきます。散った時の花びらの姿は届いた時のチューリップの色彩とは大きく変わり、最後まで楽しめます。  〈お手入れ方法〉 ・チューリップは肉厚の葉や花びらからたくさん水分を蒸散するためお水を沢山吸い上げます。気がついたら花瓶のお水がなくなっていることがるため花瓶のお水は半分より少し多めに入れるようにしてください。・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。・チューリップは咲き進むに連れ、茎が伸びていきお花の重さに茎が耐えられず茎が折れてしまうことがあります。お花が伸びたら伸びた分調整して切るか、伸びて折れてしまった箇所をハサミで切り短くして飾ってみてください。・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。        ブプレリウム 冬から春にかけてグリーンの花材としてどの花材とも相性抜群なブプレリウム。紫陽花のようにお花のように見える緑色の花びらは実は、葉に近い「ガク」と言われています。本当のお花は、緑色のガクに囲まれた黄色い小さい粒の一つ一つがお花です。とても日持ちがよくドライフラワーとしても楽しめます。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜3週間程お楽しみいただけます。   〈お手入れ方法〉・お水の汚れに弱いため、2〜3日に1度の頻度でお水替えをしてください。・お水替えの際に茎を1cm程ハサミで切るまたは、茎の断面を半分に割ると水々しい状態を保てます。・葉が老化や乾燥によりパリパリとした質感になることがあります。その際は、手で優しくパリパリになった葉を取り除いてください。・全体的にしんなりとみずみずしさがなくなった場合は、短く切り多めのお水を入れた花瓶に飾ってあげるとみずみずしさが戻ることがあります。           豆の花   名前の通り豆のお花でエンドウなどを切花用に仕立てた品種になります。豆の花は、蔓と動きのある先端の葉がとても可愛らしい葉物です。明かりがある方に葉の先端が動き飾る場所により表情を変えてくれます。お花と一緒に飾っていると蔓がお花に絡みついていき変化を楽しめます。紫色のお花もアクセントのように1本で飾っても素敵に飾れる花材です。紫色のお花にはちょっとした秘密もあります。その秘密はお手入れ方法でご紹介いたします。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、1週間〜10日程お楽しみいただけます。〈お手入れ方法〉 ・紫色の豆の花は、萎れると中からサヤが出てきます。萎れた花びらを取り除いてあげるとサヤの状態でお花と飾ることができるの手で優しく取り除いてあげるのがおすすめです。注意点として、完全に萎れていない状態で花びらを取り除くとサヤができていない可能性があります。花びらを取り除く際は花びらの上から優しく触っていただきサヤができているか確認してから取り除いてください。サヤも毎日少しずつ大きく成長していきます。・茎がやわらかく折れやすいため取り扱いに注意してください。折れた場合は、折れた箇所でハサミで切り短く飾ってお楽しみください。・お水換えや取り扱いに関しては、チューリップなどと同様。2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。      ゼラニウム〈品種名:ローズゼラニウム〉 ガーデニングでも親しまれているゼラニウム。爽やかな香りのするゼラニウムの中でも甘みの香りを感じ、バラの香りを彷彿とさせることからローズゼラニウムとよばれています。香りは、葉物の側にいるだけでも感じることができますが、葉に触れて香りを嗅ぐとより感じることができます。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。    〈お手入れ方法〉・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。  ...
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年末年始のお届けとお問い合わせ対応につきまして

年末年始のお届けとお問い合わせ対応につきまして

いつもF. [éf]をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。また、たくさんのクリスマスのご注文ありがとうございました。一つ一つ、心を込めてお届けさせていただきました。 さて、2021年も終わりが近づいてまいりました。今年の年末年始のお届けについて、ご案内させていただきます。 今年の年末年始の配送不可期間ですが、市場のお休みに加え、F. [éf]で使用している花材の海外からの輸入状況等を踏まえまして、以下のように設定させていただきます。 <年末年始 配送不可期間>2021年12月30日〜2022年1月10日 年内の最終お届けは12月29日着まで、年明けは1月11日着からお届けスタートとなります。お客様にはご迷惑をおかけし恐れ入りますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。  また、年末年始にお問い合わせいただく場合のご対応についても、ご案内させていただきます。 年末年始 配送不可期間である、2021年12月30日〜2022年1月10日の期間につきましては、お問い合わせの返信もできかねます。この期間にいただいたお問い合わせにつきましては、1月11日以降に順次ご返信させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 何卒良いお年をお迎えくださいませ。
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緑の花がある暮らし。-12月第3週お届けの花材紹介-

緑の花がある暮らし。-12月第3週お届けの花材紹介-

今月お届けのお花     アマリリス〈品種名:クリスマスギフト〉 クリスマスの時期を彩るアマリリス。小さな蕾から大輪のお花を咲かせます。花びらは、触れるとみずみずしく、ビロードのような独特な質感のお花です。アマリリスは蕾が4つほど付いていますが、一つずつ開花していき、4つ全ての蕾が咲きます。アマリリスは球根でお花の咲かせます。「マジックアマリリス」という別名もあるようにお水や土に植えずに球根の状態からお花を咲かせます。そのため、切り花のアマリリスもお水に付けない状態でも数日はみずみずしい状態で楽しめます。満開のお花など1輪詰んで置き花などでテーブルなどに飾るのもアマリリスの楽しみ方の一つ。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約1週間〜2週間程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。   〈お手入れ方法〉 ・アマリリスの茎はとても裂けやすい特性を持っております。そのため、茎の先端に輪ゴムで縛りお届けしております。輪ゴムを外して飾ると写真のように徐々に茎が裂けてしまうためご注意ください。・お手入れ方法は、お水替えの際に輪ゴムを1cm程ずらしてから茎をハサミで切るようにしてください。・アマリリスは咲き進むに連れ、お花の重さに茎が耐えられず茎が折れてしまうことがあります。その際は、折れてしまった箇所をハサミで切り短くして飾ってお楽しみください。・アマリリスは花瓶のお水を汚しやすいお花です。2〜3日に1度の頻度でお水替えをしてください。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでいきます。・お水替えの際に茎を1cm程ハサミで切ると綺麗に咲きやすくなります。その際茎の先端についた輪ゴムをずらしながら先端を切ると割けずに飾れます。・花びらに茶色いシミが発生した場合、出来るだけ早くお花の根元から取り除いてあげましょう。         スキミヤ 冬の時期のグリーンの花材としてどの花材とも相性抜群なスキミヤ。お花のように見える小さい粒の一つ一つは蕾です。切り花の状態では、なかなか開花しにくいのですが、ガーデニングなどの鉢物では2ヶ月ほどじっくりと時間をかけ咲いていきます。とても日持ちがよくドライフラワーとしても綺麗な状態で楽しめます。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜3週間程お楽しみいただけます。   〈お手入れ方法〉・お水の汚れに弱いため、2〜3日に1度の頻度でお水替えをしてください。・お水替えの際に茎を1cm程ハサミで切るまたは、茎の断面を半分に割ると水々しい状態を保てます。・蕾を触れてポロポロと落ちてしまう場合は、フレッシュな状態でお楽しみいただける限界になるため、ドライフラワーにしてお楽しみください。        リューカデンドロン  〈品種名:ジェイドパール〉 南アフリカ原産のネイティブフラワーの仲間のリューカデンドロン 。お花の質感も硬く、お手軽に綺麗なドライフラワーになります。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約2週間〜3週間程、ドライフラワーとしても半年から1年ほどお楽しみいただけます。〈お手入れ方法〉・比較的丈夫なお花なのでお水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。      コニファー〈品種名:ヒムロスギ・ブルーアイス〉 冬の香りが漂う枝物、コニファー。コニファーは針葉樹の総称で、今月お届けのコニファーはヒムロスギとブルーアイス。深い緑色のコニファーがヒムロスギ、淡い緑色のコニファーがブルーアイスです。ヒムロスギは質感からクリスマスを彷彿とさせてくれます。深い緑は冬に出回るどのお花との相性がよく、とても合わせやすい枝物です。ブルーアイスの特徴は、枝の形状と何と言っても香り。雪の結晶のような繊細な形状に清涼感のある香りがします。ブルーアイスとヒムロスギを飾ると森にいるようなそんな気分になります。     〈お手入れ方法〉・とても長く楽しめる花材なので特別なお手入れは必要ありません。・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。・葉に触れてパリパリとする場合は、乾燥しているため、茎の切り戻しや霧吹きをすることでみずみずしさが戻ることがあります。  ...
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