緑の花がある暮らし。-1月お届けの花材紹介-
今月お届けのお花
チューリップ〈品種名:ノースキャップ〉
冬から春にかけて花を咲かせる球根のお花、チューリップ。球根のお花として親しまれているお花です。
チューリップといえば一重咲きの赤色や黄色などをイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、お花の市場で出回っている切花用のチューリップは咲き方や色合いも様々。
今回は、咲き方が八重咲きの緑色と白色の複色の品種「ノースキャップ」をお届けいたしました。
蕾の状態では、緑色に少し白色が混ざるような色合いですが咲き進むに連れて色合いはドラスティックに変わっていきます。
また、チューリップは飾っている状態で茎も伸びていくので成長の変化をお楽しみください。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約1週間〜2週間程。
涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。
満開になり、咲き切ると花びらが散っていきます。散った時の花びらの姿は届いた時のチューリップの色彩とは大きく変わり、最後まで楽しめます。
〈お手入れ方法〉
・チューリップは肉厚の葉や花びらからたくさん水分を蒸散するためお水を沢山吸い上げます。気がついたら花瓶のお水がなくなっていることがるため花瓶のお水は半分より少し多めに入れるようにしてください。
・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。
・チューリップは咲き進むに連れ、茎が伸びていきお花の重さに茎が耐えられず茎が折れてしまうことがあります。
お花が伸びたら伸びた分調整して切るか、伸びて折れてしまった箇所をハサミで切り短くして飾ってみてください。
・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。
ブプレリウム
冬から春にかけてグリーンの花材としてどの花材とも相性抜群なブプレリウム。
紫陽花のようにお花のように見える緑色の花びらは実は、葉に近い「ガク」と言われています。本当のお花は、緑色のガクに囲まれた黄色い小さい粒の一つ一つがお花です。
とても日持ちがよくドライフラワーとしても楽しめます。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜3週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・お水の汚れに弱いため、2〜3日に1度の頻度でお水替えをしてください。
・お水替えの際に茎を1cm程ハサミで切るまたは、茎の断面を半分に割ると水々しい状態を保てます。
・葉が老化や乾燥によりパリパリとした質感になることがあります。その際は、手で優しくパリパリになった葉を取り除いてください。
・全体的にしんなりとみずみずしさがなくなった場合は、短く切り多めのお水を入れた花瓶に飾ってあげるとみずみずしさが戻ることがあります。
豆の花
名前の通り豆のお花でエンドウなどを切花用に仕立てた品種になります。
豆の花は、蔓と動きのある先端の葉がとても可愛らしい葉物です。
明かりがある方に葉の先端が動き飾る場所により表情を変えてくれます。
お花と一緒に飾っていると蔓がお花に絡みついていき変化を楽しめます。
紫色のお花もアクセントのように1本で飾っても素敵に飾れる花材です。
紫色のお花にはちょっとした秘密もあります。その秘密はお手入れ方法でご紹介いたします。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、1週間〜10日程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・紫色の豆の花は、萎れると中からサヤが出てきます。萎れた花びらを取り除いてあげるとサヤの状態でお花と飾ることができるの手で優しく取り除いてあげるのがおすすめです。
注意点として、完全に萎れていない状態で花びらを取り除くとサヤができていない可能性があります。花びらを取り除く際は花びらの上から優しく触っていただきサヤができているか確認してから取り除いてください。
サヤも毎日少しずつ大きく成長していきます。
・茎がやわらかく折れやすいため取り扱いに注意してください。折れた場合は、折れた箇所でハサミで切り短く飾ってお楽しみください。
・お水換えや取り扱いに関しては、チューリップなどと同様。2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
ゼラニウム〈品種名:ローズゼラニウム〉
ガーデニングでも親しまれているゼラニウム。
爽やかな香りのするゼラニウムの中でも甘みの香りを感じ、バラの香りを彷彿とさせることからローズゼラニウムとよばれています。
香りは、葉物の側にいるだけでも感じることができますが、葉に触れて香りを嗅ぐとより感じることができます。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
アオモジ
ラインのある枝に、実のような明るい緑色の細かい粒状の花をつける枝物、アオモジ 。冬を彩る枝物の一つです。
実のような粒の一つ一つがお花なので、お水で飾っていると蕾が割れて花が咲きます。
ほのかに枝や花にも爽やかな香りもお楽しみいただけます。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、2週間〜20日程お楽しみいただけます。
ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・乾燥に弱いため、空調の当たる場所に飾るとお花が咲かないことがあります。
・枝物なので茎が硬く、お水換えのお手入れの際に切り戻しが難しい場合は、茎の断面を半分に割るように切れ目を入れてあげてください。
・2週間ほど経ちお花が咲かない場合は短く切り、小さな花瓶でか飾ってみてください。短く切ることで咲きやすくなることがあります。
・お水換えの頻度は、枝物なのでお水の汚れにも強く、お水が濁ったら換える等の頻度でお手入れでもお楽しみいただけます。他の花材と一緒に飾る場合は他のお花のお手入れの頻度に合わせてお手入れをしてください。
ヒペリカム〈品種名:ココバンブー〉
F. [éf]の花束でも大活躍の花材、ヒペリカム。
竹の色に似ていることからバンブーの名前がついた品種です。
光沢のある実がとても可愛いらしく彩ってくれます。
長い期間楽しむことができ、実が茶色く変色してきたら鑑賞終了の目安となります。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・比較的強い枝物なので特別なお手入れの必要はありません。他のお花と同様に、2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
・茶色に変色した実を手で摘んであげると長くお楽しみいただけます。
今月のお花はどれも変化が大きくお楽しみいただける花材です。
お花は冬から春に移りゆき、この時期しか感じることができない植物の質感をお楽しみください。
花材のお手入れ方法等でご不明な点がございましたら何なりとお問い合わせフォームよりお問い合わせくださいませ。
・1月お届けのお花のおすすめの飾り方 part1はこちら
・1月お届けのお花のおすすめの飾り方 part2はこちら