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緑の花がある暮らし。-5月お届けのお花の楽しみ方-

緑の花がある暮らし。-5月お届けのお花の楽しみ方-

おすすめの楽しみ方 1.複数の花瓶に小分けに飾る 今月のメイン花材のバラは、春のお花の中でも比較的長くお楽しみいただける花材となっております。今月の花材は形状が異なりながら色調が近い花材の組み合わせなため、1つの花瓶にお花と合わせてまとめて飾るのも素敵ですが、小分けの花瓶に飾ってもまとまりがよく、花材の魅力にもより気付きやすくなります。小分けに飾る際の器に決まりはありません。コップやワインボトル、短い花材を飾る際は、薬の空き瓶などでも構いません。上記の写真では、ワインボトル、牛乳瓶、ジャムの瓶の瓶に飾ってみました。花材が倒れないように自分の心が落ち着く箇所に活けてみてください。お花のある生活が楽しめるきっかけになりますと幸いです。 今月の小分けの飾り方のポイント①花瓶と飾る花材の長さは「1:2」②1つの器に飾る際は花材の種類をシンプルに   ①花瓶と飾る花材の長さは「1:2」 直線的な枝物や花材は、2種ほどの花材でシンプルに活ける飾り方がお手軽で綺麗に飾れます。お花や枝物を飾る際は、お花の長さを「花瓶の高さ」の2倍に切って飾るとお花も器も素敵に飾ることができます。上記の写真では、サイズの異なる花瓶にて「1:2」のバランスを意識して飾ってみました。器と花材とのバランスだけではなく、花材も倒れにくく安定して飾ることができるのも魅力の一つ。「1:2」を意識して飾ることができたら、器に合わせてお花の長さを変えて器ごとに自分の好きな飾り方を探すのも生花ならではの楽しみ方です。    ②1つの器に飾る際は花材の種類をシンプルに 上記の写真では、小さい花瓶にバラとタラスピを飾りアクセントにニゲラの蕾をシンプルに飾ってみました。お花や枝物だけを1種類シンプルに飾る飾り方も素敵ですし、季節が合った花材でしたら3種類ほどの少ない品種数で1つの花瓶に飾るのもおすすめです。飾る花材の種類をシンプルにすることで花材の特徴や些細な変化にも気が付きやすくなります。   2.ドライスワッグにして楽しむ  F. [éf]では、生花でお花を楽しんだ後にドライスワッグとしての楽しみ方をご提案しております。今月は、どの花材も綺麗な状態でドライフラワーにもなる花材となっているため、お手軽なドライスワッグの作り方をご紹介いたします。ドライスワッグの作り方は3ステップ。必要な道具は、ハサミと紐(花束のラッピングの紐や麻紐など)。①長めの枝物をほうき状に並べて5cmほどずらしながら葉物を交ぜて重ねます。重ねる際は、茎の位置がしっかりと重なるように意識し、利き手とは反対の手で重なった茎元の箇所を握ります。 ②①で握った枝物と葉物に、2種類のバラをそれぞれ上に重ねていき、まとめて握っていきます。 ③最後に茎元に短い葉物、枝物を添えて、各花材が重ならないように調整し、握っている箇所を紐できつく結び、完成です。   作り方のポイントは、「花材に階段状に高低差をつける」です。紐を結ぶのが難しい場合は、握った箇所を輪ゴムで先に束ねてから紐で結ぶと簡単に結べます。  お水を入れた花瓶や器に飾ることで縦長のスタイリングのブーケとしてもお楽しみいただけます。 また、風通しの良い場所に飾ることでより綺麗な状態でドライフラワーになっていきます。ぜひお試しください。
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緑の花がある暮らし。-5月お届けの花材紹介-

緑の花がある暮らし。-5月お届けの花材紹介-

今月お届けのお花バラ(第1週お届けのバラ)〈品種名:スタンダード咲き:ヤギグリーン〉〈生産地:静岡県 八木バラ園〉 バラ(第3週お届けのバラ)〈品種名:スタンダード咲き:グリーンフィールド〉〈生産地:愛知県 ひまわり農協〉 バラ(第1週&第3週お届けのバラ)〈品種名:スプレー咲き:コンキュサーレ〉〈生産地:愛知県 ひまわり農協〉 年に2回、春と秋に旬を迎えるバラ。バラは古くより親しまれ現在では約3000種類を越す品種があるとされています。その中でも緑色の品種は100種類もなく珍しい色のバラとされています。春のバラと特徴は、花びらの発色と花のボリューム。1年の中で最も大きく、旬ならではの表情を見せてくれます。市場に流通するバラには2種類あり、1本の茎に1つのお花をつける「スタンダード咲き」と1つの茎に複数のお花をつける「スプレー咲き」があります。どのバラも人の手を加えず自然の状態で育てると、1本に複数のお花を付け、スプレー咲きの状態になります。生産者の技術により、複数ついたお花を摘むことで残ったお花に養分が行き渡り充実した1輪のスタンダード仕立てのバラが出来上がります。スプレー仕立てのバラは、自然な状態で出来上がるのではなく、こちらも成長の段階でお花を詰むことで、お花の付き方が大きく変わります。生産者の細やかな手業により私たちが花瓶に飾りやすく最後まで楽しめるバラが作られます。今回は、春のバラを感じていただくのと同時に、バラの仕立てによる違いをお楽しみいただけますと幸いです。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜20日程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。ドライフラワーとしてお楽しみいただく場合は、満開の状態で花瓶から離だし逆さまに吊るすことで綺麗な状態でドライフラワーとしてお楽しみいただけます。目安としては、到着後1週間経過したタイミングがおすすめです。〈お手入れ方法〉・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。・バラは、綺麗なお水を好みますので花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると花首が下を向いてしますことがあります。その際は、茎を3cmほど切り、たっぷりの綺麗なお水が入った花瓶に飾っていただきますと元気になることがあります。・花びらに茶色のシミが出てきた場合はなるべく早い段階で手で優しく取り除いてください。 ・切り花栄養剤の効果が大きいので栄養剤入りのお水を使うことで日持ちが大幅に伸びます。 ニゲラ 〈生産地:千葉県 折原園芸〉   トゲトゲのガクに透き通るような花びらが特徴的なお花「ニゲラ」ニゲラは、咲き姿の変化が大きいお花とも言われております。ニゲラは2〜3日ほどで蕾からほころび、5日ほどで満開の咲き姿になります。満開にのちに花びらが散り、次第にお花の中心部が膨らみ始めます。最終的に実ができ、ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。花びらが散った後も取り除かずに一緒に飾って変化をお楽しみください。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約1週間〜10日程。〈お手入れ方法〉・比較的丈夫なお花なのでお水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる葉は取り除きましょう。・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。   ナズナ〈品種名:タラスピ〉〈生産地:香川県 F.U.Kagawa〉 春の七草や野草としてお子様から大人まで親しまれている「ナズナ」ナズナも春のお花を彩る花材としても人気の花材です。ナズナの中でも、花が小さく繊細な印象の品種「タラスピ」をお届けしました。国内で流通するタラスピは輸入のものが多く、通年を通してイスラエルなどから届きますが、春から夏にかけては国産のタラスピが出回ります。国産のタラスピの特徴は、花、茎のみずみずしさです。ぷっくりとした小花や先端の動きのある仕立ては可憐な印象を与えてくれます。どの花材とも相性が良く、他の花材1本とタラスピを合わせるだけで春らしい組み合わせになります。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、2週間〜3週間程お楽しみいただけます。ドライフラワーとしても綺麗になるので、フレッシュな状態で楽しまれた後は是非お試しください。 〈お手入れ方法〉・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。    ゼラニウム〈生産地:千葉県 青木園芸〉 ガーデニングでも親しまれているゼラニウム。西洋でも窓辺に飾られることが多く、国内では今の時期に赤からピンク色のお花を咲かせます。爽やかな香りのするハーブの中でも甘く、複雑な香りが楽しめます。香りは、葉物の側にいるだけでも感じることができますが、葉に触れて香りを嗅ぐとより感じることができます。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。 〈お手入れ方法〉・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。・お水の量は、1/3から半分ほど少なめがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、水替えの際は必ず1cmほど茎の切り戻しをしてください。 ヒメリョウブ〈生産地:埼玉県 矢作 春善〉 春から初夏にかけて出回る枝物、ヒメリョウブ。リョウブとヒメリョウブが同じ季節に市場に出回りますが、2つともリョウブの名前が付きますが別の種類の植物になります。ヒメリョウブは、別名花リョウブともいい白い穂の形状のお花を咲かせます。しっかりとお手入れをすることでお花ばゆっくりと開花していき、ふわふわとした形状になります。フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜2週間程。〈お手入れ方法〉・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。・お水を吸いやすいので花瓶のお水の量は6分目ほどの少し多めがおすすめ。  ポリシャス〈生産地:タイ〉 青々しい緑に切れ込みのある葉の形が涼しげな枝物、ポリシャス。観葉植物などで親しまれている、アフリカから東南アジアなど暖かい地域原産の植物です。新芽が明るい緑色で飾っているうちに新芽が増えていくのも切花のポリシャスの楽しみ方の一つ。暖かい地域原産の植物ゆえ、空調などの冷気を浴びると葉が黒く変色し落葉するのでご注意ください。 〈お手入れ方法〉・汚れたお水に飾り続けると茎が腐りやすいので清潔に楽しむと長く楽しめます。・お水を吸いやすいので花瓶のお水の量は6分目ほどの少し多めがおすすめ。季節は、少しずつ暖かい日が増え、春から初夏に早くも移り変わってきました。春に旬を迎えるお花は多く、あっという間に季節は初夏から夏に向けて移り変わっていきます。季節が進むことによりみずみずしいお花は少しずつ減っていき、枝物や南国系のお花が旬を迎えてきます。今回は、年に2回、春と秋に旬を迎える「バラ」をお届けいたしました。「バラ」といえども仕立て方、季節により変化があること、今回お届けいたしましたお花との出会いをお楽しみください。是非、今回お届けいたしました花材をきっかけに花材の旬の時期、お花の品質、生産者様などご興味を持っていただけますと幸いです。花材のお手入れ方法等でご不明な点がございましたら何なりとお問い合わせフォームよりお問い合わせくださいませ。
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How to care -Leaves Bouquet-

How to care -Leaves Bouquet-

”Leaves Bouquet”は、観葉植物のようにお手軽に楽しめ、季節を感じる緑のBouquet。季節の枝葉で束ねておりますのでお手入れは簡単に、お花と比べ長い期間お楽しみいただけます。 Leaves Bouquetに必要なお手入れ方法は大きく3つあります。週に1回ほどの頻度を目処にお手入れしていただきますと長い期間お楽しみいただけます。 STEP1. 茎を切ろう Leaves Bouqueが届いたら出来るだけ早くラッピングを外してあげましょう。紐、カラーペーパー、保水剤を外したら、茎に付いた保水剤の中身をしっかりと洗い流しましょう。そうすることで、花瓶のお水を長く綺麗な状態で保つことが出来ます。ラッピングを外したLeaves Bouqueは、「切り戻し」という一手間を加えるとより元気な状態になります。 切り戻しは、茎先端を1cmほどハサミで切ります。 そうすることにより茎のお水の吸い口を新しくすることが出来、お花全体にお水が行き渡りやすくなります。 切り戻しをする際は、茎をハサミで斜めに切ると水を吸い上げる茎の断面積が広がり、よりお水を吸い上げやすい状態になります。また、硬い茎なども切りやすくなります。お花を切る際は、切れ味が良い清潔な花ばさみを使用しましょう。 花ばさみがない場合は、調理用のハサミ、カッターナイフ等で代用出来ます。   STEP2. 花瓶を選ぼう Leaves Bouquetに合う花瓶のサイズは、15~20cmくらいの高さの花瓶がおすすめです。花瓶を選ぶ際は、口の大きさも重要です。 花瓶の口が小さいと茎が収まりにくく、お花が窮屈な状態になります。 口径が直径10cm以上の花瓶に飾ると、お花はふんわりと自然な方向を向き、ナチュラルな雰囲気で飾れます。手元に花瓶がない場合は、コップや空き瓶などでも代用することが出来ます。  器のサイズは、飾るお花の長さの1/2ほどの高さの物を選ぶのが綺麗に飾るコツです。   STEP3. 花瓶にお水を注ごう(お水を入れ替えよう) Leaves Bouquetを飾る際のお水の量は、花瓶の高さの6割程度までお水を入れるのがおすすめです。 葉の部分や、茎の大部分がお水に浸かっていると茎を痛める原因となり、お水が少なすぎると花瓶のお水が空になってしまったり、短時間でお水が濁ってしまうことがあります。花瓶に飾った際にお水に浸かってしまいそうな葉は、お水の濁りの原因になるため取り除いて小さい花瓶などに飾って下さい。 花瓶に水を注いだら最後に、花瓶のお水に「切り花専用の栄養剤」を使用することで、水換えの頻度を減らし青々とした状態で長く楽しむことが出来ます。   Leaves...
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緑の花がある暮らし。-4月お届けの花材紹介-

緑の花がある暮らし。-4月お届けの花材紹介-

今月お届けのお花 カラー〈品種名:グリーンゴッテス〉〈生産地:熊本県 八代農協〉     繊細な花形が特徴的なお花、カラー。ウエディングなどでも人気の花材で、今や通年花屋で見かけることができる花材です。カラーには、野菜などと同様に乾いた土の場所で育つ「畑地性カラー」とお水が浸された田んぼのような場所で育つ「湿地性カラー」の二種類があります。4月の今の時期は、「湿地性カラー」の最も品質の良い時期。旬の期間は1年でも短く、約2ヶ月ほど。そんな最高な状態のカラーを、カラーの一大生産地の熊本県の竜北よりお届けいたします。カラーのお花には通常、香りはないとされているのですが、収穫した直後にはほのかに甘い香りが残っております。お手元に届いたらカラーの中心を香っていただくとかすかに甘い香りが残っているかもしれません。湿地性カラーの特徴は、「茎の太さ」であり、畑地性カラーより太くみずみずしいのが特徴です。今回お届けしたカラーは、緑のさしが入る品種グリーンテトラ。1つとして同じ模様の入るカラーはなく、自然が作り出す模様にうっとりします。カラーの花の表面、裏側、茎とそれぞれ異なる「緑色」をぜひご堪能ください。カラーをフレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、10日間〜2週間程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合、お花が大きく咲き、より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。  〈お手入れ方法〉 ・カラーの茎は、お水に浸かると腐りやすい為、単体で花瓶に飾る場合は、花瓶のお水の量は器の1/3から半分ほどの少なめに入れるようにしてください。他の花材と一緒に飾る場合は、器の半分から6分目ほどのお水を入れてください。・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。・稀に、茎の先端が花瓶のお水の雑菌により溶けてしまうことがございますがその場合は、溶けていない箇所まで早めに茎を切って新しい花瓶に活け直してください。・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。 スノーボール〈生産地:山形県 熊谷園芸〉 アジサイのように小花が鞠状に集まった花木、スノーボール。これから初夏に向けて旬の季節を迎える花材です。垂れるようにお花を複数つけ、風になびく姿がとても愛らしいです。咲き進むに連れてお花の色も白に近い淡い緑色に変色していきます。アジサイ同様、飾る場所により水が下がり、萎れてしまうことがございます。その際は、下記のお手入れ方法をご参考にしていただければ、2〜3時間ほどでみずみずしい姿に戻ります。スノーボールをフレッシュな状態で、10日間〜2週間程お楽しみいただけます。   〈お手入れ方法〉 ・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎を斜めにハサミまたはカッターで切るようにしてください。切った茎の断面を縦に割れ目を入れるとよりお水が吸いやすい状態になります。・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。スノーボールは濁ったお水が苦手なのでお花の状態が悪い際は、茎を切り、お水を綺麗なものに入れ替えてみてください。   ・お花が萎れてしまった場合は、茎の先端をハサミで切ったのちに、上記の写真のようにお花が浸かるような器に2〜3時間ほど浸けていただくとみずみずしさが戻ります。 モルセラ〈生産地:愛知県 愛知みなみ農協〉   うねうねとした形が特徴的な花材、モルセラ。淡い緑色窪みのある形状の一つ一つが、お花のガクとなっており、窪みの中心の小さな白い箇所が花となります。少しずつ咲き開き、満開になった姿はとても華やかになり、爽やかな香りもより強くなり楽しめます。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。茎が柔らかいため、ドライフラワーにされる場合は、逆さに吊るして乾かすと綺麗な状態でドライフラワーになります。 〈お手入れ方法〉・花瓶の水に花や葉が浸からないように水に浸かる箇所は取り除きましょう。・お水の量は、1/3から半分ほど少なめがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、水替えの際は必ず1cmほど茎の切り戻しをしてください。   ミント〈生産地:千葉県 折原園芸〉     ミントは、料理からお菓子まで幅広い年代に親しまれています。葉に触れると清涼感のある香りがします。今回は、ミントの中でもアップルミントをお届けいたしました。また今月のお花は、香りが少ない花材なのでお花と一緒に飾っていただけくと華やかさに香りもお楽しみいただけます。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。日当たりの良い場所に飾ることで茎から発根することがあります。     〈お手入れ方法〉 ・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。・茎から根が生えてきた場合、ミントのみを別の花瓶に移し明るい場所にて清潔なお水で管理していただきますと長くお楽しみいただけます。        サクラ〈品種:吉野サクラ又は啓翁サクラ〉〈生産地:福島県〉...
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緑の花がある暮らし。-3月お届けのお花のおすすめの飾り方-

緑の花がある暮らし。-3月お届けのお花のおすすめの飾り方-

おすすめの飾り方 3月の花材は、一つの花瓶にまとめてどさっと飾っていただいてもお手軽に季節を感じることができますし、各花材を1本ずつ小さな花瓶に小分けにしてもとても飾りやすくなっております。少しずつ暖かい日が増えてきましたが、3月F.[éf] の緑の定期便を通して春を感じていただけますと幸いです。 今月のお花を1つの花瓶でまとめて飾る際は、各花材が重なり合わないように高低差をつけて届いた状態から手で優しくほぐしながら飾りましょう。コデマリは、垂れるように飾っていただきたいため、他の花材より長めの状態でお送りしております。お届けいたしましたお花を飾る際は、よく観察し、どの向きを正面に飾ったら美しく見えるかを様々試していただくことでお花の魅力を体感することと同時にお花の飾り方も上達していきます。1度花束の紐を解いてから花瓶に飾る際の飾り方のポイントは次の3ステップです。おすすめの飾り方①初めにコデマリ、ゼラニウムを器の高さの2倍ほどの長さに切り、器の口に沿わせるようにざっくりと花瓶に活けて後にいける花材の土台を作ります。    ②①で作った土台にカーネーションを活けていきます。飾り方は、カーネーションで三角形を作るように枝物に引っ掛けるように活けるのがおすすめです。    ③空いた箇所にローズマリー、フリージアを活けて、最後にそれぞれの花材の高さが重ならないように調整して完成です。フリージアは蕾が次々咲いていくので飛び出るようにお花1輪分長く飾るのがおすすめ。   飾る際に枝物や重めの花材などで土台を作ることで、空間が出来、空いた箇所を埋めるように活けることで、お手軽にまとまりがよく飾ることができます。今回の場合は、コデマリ、ローズゼラニウム、ピットスポルムなどを初めに活けると飾りやすいです。カーネションはお花が大きいため、飾る際に動いてしまうことがあるので、土台の枝物にの間や、枝物に引っ掛けるように花材を活けていくことで自然に花材が留まりたい場所に動いてくれます。 2本以上同じ花材がある場合は、同じ箇所にまとめて飾るグルーピング、または対角線または三角形を意識して「手前に1本活けたら奥にも1本、右に活けた左に1本」のように飾ると素敵にまとまります。 お花を素敵に飾るコツは、ざっくりと自然や偶然に任せて活けることです。今月お届けの花材は枝物が多く飾った際になかなか思ったところに留まらず、ぐるんと動き、自分の好きな箇所に固定するのは難しいかと思います。 無理やり花材を固定するのではなく、花材の場所は、花材がいきたいように花材に任せて、その花材に合わせて会話するように花材を器に足してくのがおすすめです。お花の飾り方に正解はありません。難しく考えずお花と向き合い、飾り手が美しいと思う形でお花との暮らしをお楽しみください。
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緑の花がある暮らし。-3月お届けの花材紹介-

緑の花がある暮らし。-3月お届けの花材紹介-

今月お届けのお花  カーネーション〈品種名:コノハ〉〈生産地:茨城県 小山花園〉     カーネーションといえば5月の「母の日」を思い浮かべる方も多いかと思います。実は国産のカーネーションの旬の時期は、冬から春に季節が移り変わる今の時期。国産のカーネーションは、畑からお客様のお手元に届くまでの期間が短いことからじっくり畑でお花を咲かせることができる為、花びらの色、お花の大きさが輸入のものと比べ大きく異なります。特に、花びらの表面をよく見ると、キラキラと輝き、ほのかに甘い香りがするのが特徴です。今回は、茨城県の小山花園様のカーネーションをお届けいたしました。小山花園様は、今の時期の最高品質のカーネーションを出荷されている生産者様で、お花の大きさ、茎の硬さ、どれを取っても品質が高い素晴らしいカーネーションをご出荷されております。少しずつほころんでいくカーネーションの日持ちは、しっかりとお手入れする事で3週間以上お楽しみいただけることもあります。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、2週間〜3週間程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合、お花が大きく咲き、より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。  〈お手入れ方法〉 ・カーネーションの茎は、お水に浸かると腐りやすい為、単体で花瓶に飾る場合は、花瓶のお水の量は器の1/3から半分ほどの少なめに入れるようにしてください。他の花材と一緒に飾る場合は、器の半分から7割ほどのお水を入れてください。・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。・カーネーションは咲き進むにつれ、花びらが成長しお花の重さに茎が耐えられず茎が折れてしまうことがあります。折れてしまった箇所をハサミで切り短くして飾ってみてください。・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度ほど。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。 フリージア〈品種名:アヌーク〉〈生産地:茨城県 竜ヶ崎花卉組合〉 春に旬の時期を迎えるフリージアは、連なる蕾の形が特徴的な花材です。1年でも春の時期しか見ることのできないお花です。緑色の蕾が次々と色づき、爽やかな甘い香りが特徴です。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約1週間〜10日程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合、ゆっくりと先端までお花が咲き、より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。 〈お手入れ方法〉・お水替えのタイミングで茎先1cmほどを切って花瓶に飾ってください・・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。・咲き開き萎れたお花は、手で優しく取り除くことで先端の小さな蕾まで咲きやすくなります。・お水の量は、1/3から半分ほどの少なめがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。 ゼラニウム〈品種名:ローズゼラニウム〉〈生産地:福岡県 田川農協〉   ガーデニングでも世界中で親しまれているゼラニウム。爽やかな香りのするゼラニウムの中でも甘みの香りを感じ、バラの香りを彷彿とさせることからローズゼラニウムとよばれています。香りは、葉物の側にいるだけでも感じることができますが、葉に触れて香りを嗅ぐとより感じることができます。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。 〈お手入れ方法〉・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。・お水の量は、1/3から半分ほど少なめがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、水替えの際は必ず1cmほど茎の切り戻しをしてください。   ローズマリー〈生産地:新潟県 コスモグリーン〉     地中海原産のハーブとして調理や化粧品等でも親しまれている、ローズマリー。触れると清涼感のある香りに包み込まれます。生花の状態でもドライフラワーの状態でも香りを楽しむことができます。お手入れの際に下葉を手で取り、小皿に集めてドライポプリとしてもお楽しみいただけます。こちらもバジル同様、日当たりの良い場所に飾ることで茎から発根することがあります。枝物のため日持ちは長く、フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間~20日ほどお楽しみいただけます。 調理用のローズマリーとは品種も同様のものではありますが、観賞用で栽培されているため食用には向かないのでご注意ください。   〈お手入れ方法〉・葉が茎の下部まで付いているため、花瓶に飾る際は水につかる箇所の葉は手で取り除きましょう。・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。・枝の先端から傷んでくるため、フレッシュな状態で楽しむ場合は、先端の葉を触っていただき黒く変色した箇所やカサカサとした箇所をハサミで取り除くことでより長くフレッシュな状態でお楽しみいただきます。・お水の量は、半分〜7割ほどの多めがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。      コデマリ〈生産地:静岡県 とぴあ浜松農協〉   白い小さなお花をたくさんつける枝物、コデマリ。小さな蕾から満開になると鞠状になります。お花は、先端から徐々に咲いていき、1週間ほどで満開を迎えます。花が咲き終わった後は、シルバーがかった葉をお楽しみ頂けます。お花を咲かせるのに多くのお水を必要とするため、花瓶のお水が無くならないようにご注意ください。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約2週間~3週間程お楽しみいただけます。〈お手入れ方法〉・お水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。・お水の量は、半分から7割ほどの多めがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。・蕾が咲かずに、蕾が黒く傷んでしまう場合は短く切り、花瓶に飾っていただくとお花が咲きやすくなることがあります。       お花の飾り方やお手入れ方法は、初めのうちは難しいものに感じることもあるかと思います。ですがお花も生き物であり、絶対という決まりや方法はありません。お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけとなっていただけたら幸いです。F....
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緑の花がある暮らし。-2月第3週お届けの花材紹介-

緑の花がある暮らし。-2月第3週お届けの花材紹介-

今月お届けのお花 ラナンキュラス〈品種名:ポムロール〉〈生産地:長野県 フラワースピリット〉   1年の中で冬から春の期間しか出回らないお花ラナンキュラス。ラナンキュラスはキュッと詰まったみずみずしい花びらとドレスのように豪華な咲き姿が特徴のお花です。ラナンキュラスの花びらは200枚から300枚とお花の中ではもっとも花びらの枚数が多いお花とも言われています。ラナンキュラスといえば色彩豊かなカラフルな印象を持たれるかたもいらっしゃるかと思いますが、今回は、少し珍しい葉のような光沢感を持つ花びらの品種「ポムロール」をお届けしました。ポムロールは、咲き進むとお花の中心から黒いシベが出てきます。花びらが反り返るようなに変化する咲き姿を最後までお楽しみください。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約1週間〜2週間程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。満開になり、咲き切るとシベを残し、花びらが散っていきます。 〈お手入れ方法〉・ラナンキュラスの茎はみずみずしく柔らかいため、ラナンキュラス単体で花瓶に飾る場合は、花瓶のお水の量は器の1/3から半分ほどの少な目に入れるようにしてください。他の花材と一緒に飾る場合は、器の半分から6分目ほどのお水を入れてください。・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。・ラナンキュラスは咲き進むに連れ、花びらが成長しお花の重さに茎が耐えられず茎が折れてしまうことがあります。伸びしまった箇所をハサミで切り短くして飾ってみてください。・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。     スカビオサ 〈品種名:ピューレグリーン〉〈生産地:福岡県 ふくおか嘉穂〉 春に旬の時期を迎えるスカビオサは、蕾からお花が枯れた後までさまざまな姿を楽しめるお花です。蕾の状態から咲き進むと鞠状にひとまわり大きくなり白いしべが出てきます。花びらに元気がなくなると、花びらを優しく手で抜くと上記のグリーンボールのようにイチゴのような姿になります。グリーンボールの状態では、ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。花びらに元気がなくなったあとも花瓶から取り除かずに一緒に飾って変化をお楽しみください。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約1週間〜10日程。〈お手入れ方法〉・繊細なお花なのでお水替えのタイミングで茎先1cmほどを切って花瓶に飾ってください・・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。 ミリオグラタス 〈生産地:静岡県 ふじ伊豆農協〉   野菜のアスパラガスの仲間のミリオグラタス。青々しい緑色とふわふわの葉がとても素敵な花材です。枝の付け根に棘があるため飾る際やお手入れする際にはご注意ください。枝振りがいいので複数の花瓶に切って活けることができます。日持ちはいいのですが、少しずつ葉が散っていくのでご注意ください。フレッシュな状態で鑑賞する期間の目安は、約2週間〜3週間程お楽しみいただけます。    〈お手入れ方法〉・お水の量は、1/3から半分ほど少なめがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。・葉が老化や乾燥によりパリパリとした質感になることがあります。その際は、手で優しくパリパリになった葉を取り除いてください。  トキワガマズミ〈生産地:和歌山県 ありだ農協〉   春から初夏にかけて赤やピンク、白など可憐な花を咲かせ夏から冬にかけて実をつける枝物、トキワガマズミ。別名ビバーナムとしても親しまれています。赤い粒状の箇所が花となり、夏になると赤や藍色の実になります。春の枝物の状態では、くすんだ緑色の葉と、アクセントでの赤色の花が春のお花との相性が抜群の花材です。フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程。〈お手入れ方法〉・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。・お水の量は、半分〜7割ほどの多めがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。    ヒメミズキ 〈生産地:茨城県 常陸農協〉 春のお花今しか出回らない「芽吹き花材」のヒメミズキ。胡麻のような粒のひとつひとつが花の蕾となっています。蕾の大きさや生育分布によって「ヒュウガミズキ」や「トキワミズキ」などさまざま品種があります。短く切って、暖かい場所に飾ると蕾が綻びやすくなります。乾燥した場所に飾るとまれに蕾が咲かないことがございますので、霧吹きなどしていただくと先やすくなります。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、1週間〜2週間程お楽しみいただけます。   〈お手入れ方法〉・お水の量は、半分から1/2からほど多めがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。・茎が硬いので鋏の刃を斜めに入れて切ると少ない力で切れます。       ユーカリ〈品種名:グニーユーカリ〉〈生産地:愛媛県 えひめ中央農協〉   シルバーグリーンの爽やかな香りのする枝物。フレッシュな状態では香りが楽しめ、ドライフラワーとしても色が変わらずそのままの状態でお楽しみいただける飾りやすい花材。ユーカリの清涼感のある香りには心を落ち着かせる鎮静作用や集中力を高める効果などがあると言われています。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約2週間~3週間程お楽しみいただけます。〈お手入れ方法〉・お水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。・お水の量は、半分から1/2からほど多めがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。・枝の先端から傷んでくるため、フレッシュな状態で楽しむ場合は、先端の葉を触っていただきカサカサとした箇所をハサミで取り除くことでより長くフレッシュな状態でお楽しみいただきます。・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さまにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。  ...
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緑の花がある暮らし。-2月お届けの花材紹介-

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今月お届けのお花 ラナンキュラス〈品種名:ポムロール〉〈生産地:長野県 フラワースピリット〉   1年の中で冬から春の期間しか出回らないお花ラナンキュラス。ラナンキュラスはキュッと詰まったみずみずしい花びらとドレスのように豪華な咲き姿が特徴のお花です。ラナンキュラスの花びらは200枚から300枚とお花の中ではもっとも花びらの枚数が多いお花とも言われています。ラナンキュラスといえば色彩豊かなカラフルな印象を持たれるかたもいらっしゃるかと思いますが、今回は、少し珍しい葉のような光沢感を持つ花びらの品種「ポムロール」をお届けしました。ポムロールは、咲き進むとお花の中心から黒いシベが出てきます。花びらが反り返るようなに変化する咲き姿を最後までお楽しみください。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約1週間〜2週間程。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。満開になり、咲き切るとシベを残し、花びらが散っていきます。 〈お手入れ方法〉・ラナンキュラスの茎はみずみずしく柔らかいため、ラナンキュラス単体で花瓶に飾る場合は、花瓶のお水の量は器の1/3から半分ほどの少な目に入れるようにしてください。他の花材と一緒に飾る場合は、器の半分から6分目ほどのお水を入れてください。・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。・ラナンキュラスは咲き進むに連れ、花びらが成長しお花の重さに茎が耐えられず茎が折れてしまうことがあります。伸びしまった箇所をハサミで切り短くして飾ってみてください。・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。     スカビオサ 〈品種名:ピューレグリーン〉〈生産地:福岡県 ふくおか嘉穂〉 スカビオサ 〈品種名:グリーンボール〉〈生産地:長崎県 NODAフラワー〉 春に旬の時期を迎えるスカビオサは、蕾からお花が枯れた後までさまざまな姿を楽しめるお花です。蕾の状態から咲き進むと鞠状にひとまわり大きくなり白いしべが出てきます。花びらに元気がなくなると、花びらを優しく手で抜くと上記のグリーンボールのようにイチゴのような姿になります。グリーンボールの状態では、ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。花びらに元気がなくなったあとも花瓶から取り除かずに一緒に飾って変化をお楽しみください。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約1週間〜10日程。〈お手入れ方法〉・繊細なお花なのでお水替えのタイミングで茎先1cmほどを切って花瓶に飾ってください・・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。 ミリオグラタス 〈生産地:静岡県 ふじ伊豆農協〉   野菜のアスパラガスの仲間のミリオグラタス。青々しい緑色とふわふわの葉がとても素敵な花材です。枝の付け根に棘があるため飾る際やお手入れする際にはご注意ください。枝振りがいいので複数の花瓶に切って活けることができます。日持ちはいいのですが、少しずつ葉が散っていくのでご注意ください。フレッシュな状態で鑑賞する期間の目安は、約2週間〜3週間程お楽しみいただけます。    〈お手入れ方法〉・お水の量は、1/3から半分ほど少なめがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。・葉が老化や乾燥によりパリパリとした質感になることがあります。その際は、手で優しくパリパリになった葉を取り除いてください。  トキワガマズミ〈生産地:和歌山県 ありだ農協〉   春から初夏にかけて赤やピンク、白など可憐な花を咲かせ夏から冬にかけて実をつける枝物、トキワガマズミ。別名ビバーナムとしても親しまれています。赤い粒状の箇所が花となり、夏になると赤や藍色の実になります。春の枝物の状態では、くすんだ緑色の葉と、アクセントでの赤色の花が春のお花との相性が抜群の花材です。フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程。〈お手入れ方法〉・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。・お水の量は、半分〜7割ほどの多めがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。    ヒメミズキ 〈生産地:茨城県 常陸農協〉 春のお花今しか出回らない「芽吹き花材」のヒメミズキ。胡麻のような粒のひとつひとつが花の蕾となっています。蕾の大きさや生育分布によって「ヒュウガミズキ」や「トキワミズキ」などさまざま品種があります。短く切って、暖かい場所に飾ると蕾が綻びやすくなります。乾燥した場所に飾るとまれに蕾が咲かないことがございますので、霧吹きなどしていただくと先やすくなります。フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、1週間〜2週間程お楽しみいただけます。   〈お手入れ方法〉・お水の量は、半分から1/2からほど多めがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。・茎が硬いので鋏の刃を斜めに入れて切ると少ない力で切れます。       ユーカリ〈品種名:グニーユーカリ〉〈生産地:愛媛県 えひめ中央農協〉   シルバーグリーンの爽やかな香りのする枝物。フレッシュな状態では香りが楽しめ、ドライフラワーとしても色が変わらずそのままの状態でお楽しみいただける飾りやすい花材。ユーカリの清涼感のある香りには心を落ち着かせる鎮静作用や集中力を高める効果などがあると言われています。フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約2週間~3週間程お楽しみいただけます。〈お手入れ方法〉・お水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。・お水の量は、半分から1/2からほど多めがおすすめ。・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。・枝の先端から傷んでくるため、フレッシュな状態で楽しむ場合は、先端の葉を触っていただきカサカサとした箇所をハサミで取り除くことでより長くフレッシュな状態でお楽しみいただきます。・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さまにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。...
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緑の花がある暮らし。-1月お届けのお花のおすすめの飾り方-

緑の花がある暮らし。-1月お届けのお花のおすすめの飾り方-

おすすめの飾り方   1月にお届けした花材は、一つの花瓶にまとめて飾っていただいてもお手軽に季節を感じることができますし、お花と葉物枝物を分けて飾る飾り方もどちらもおすすめです。甘い香りのスイートピーと清涼感のあるゼラニウムを組み合わせておりますので一つの花瓶にまとめて飾ることで香りのマリアージュが楽しめます。今月のお花を1つの花瓶でまとめて飾る際は、各花材が重なり合わないように高低差をつけて届いた状態から手で優しくほぐしながら飾りましょう。届いたお花を飾り、よく観察し、どの向きを正面に飾ったら美しく見えるかを様々試していただくことでお花の魅力を体感することと同時にお花の飾り方も上達していきます。1度花束をバラしてから花瓶に飾る際の飾り方のポイントは次の3ステップです。 おすすめの飾り方①初めにアオモジとタラスピを器の高さの2倍ほどの長さに切り、器の口に沿わせるようにざっくりと花瓶に活けて後にいける花材の土台を作ります。    ②①で作った土台にブプレリウムとゼラニウム、へデラベリーを活けていきます。ゼラニウムには香りがあるので手前側にいけるのがおすすめです。    ③飛びださせるようにスイートピーを活けて、空いた箇所にニゲラ、ゼンマイを活けて、最後にそれぞれの花材の高さが重ならないように調整して完成です。   飾る際に枝物や重めの花材などで土台を作ることで、空間が出来、空いた箇所を埋めるように活けることで、お手軽にまとまりがよく飾ることができます。土台の枝物に引っ掛けるように花材を活けていくことで自然に花材が留まりたい場所に動いてくれます。 2本以上同じ花材がある場合は、同じ箇所にまとめて飾るグルーピング、または対角線または三角形を意識して「手前に1本活けたら奥にも1本、右に活けた左に1本」のように飾ると素敵にまとまります。 お花を素敵に飾るコツは、ざっくりと自然や偶然に任せて活けることです。今月お届けの花材は枝物が多く飾った際になかなか思ったところに留まらず、ぐるんと動き、自分の好きな箇所に固定するのは難しいかと思います。 無理やり花材を固定するのではなく、花材の場所は、花材がいきたいように花材に任せて、その花材に合わせて会話するように花材を器に足してくのがおすすめです。お花の飾り方に正解はありません。難しく考えずお花と向き合い、飾り手が美しいと思う形でお花との暮らしをお楽しみください。
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