Sunrise for F. [éf] - Original Vase

F. [éf]として初めて、花瓶のご提供を始めます。

まずは非常に少数生産のものとはなりますが、よりお家でのお花との時間を楽しんでいただけるよう、かねてよりリクエストの多かった花瓶をオリジナルで制作させていただきました。

Sunrise for F. [éf]” by Yuske Uchida

富山のガラス作家さん、内田悠介さんの「Sunrise」という作品。

Founder自身内田さんの作品のファンで、その魅力に取り憑かれてきました。
そのため、特別に今回F. [éf]仕様のものを制作いただけないか、と内田さんにご相談させていただき実現しました。
形も、大きさも、色の組み合わせも、Founderが内田さんと綿密にご相談させていただき、試作を重ね、F. [éf]の花束とナチュラルに馴染むもの、F. [éf]Regularサイズの花束がぴったりと入るサイズ感、お花がきれいにおさまる形状を目指してきました。

コンセプトはその名の通り「日の昇る情景」。
赤、黄、緑、紫など様々な色のガラスを、2色ずつ組み合わせ、朝日の昇る美しい夜明け前の情景を表現しています。

作家さんの手仕事でないと表現できない、柔らかな質感と空間に静かに佇む優しいフォルムを大事にしています。
内田さんのカラーセンスや、風景をガラスに映し出す繊細で豊かな表現力、高い技術が結集した貴重な作品です。

今回はグリーン x紫、ピンクxブラウン、ブラウンx黄色の、3つのカラーリングでお願いしました。いずれも少数ずつの入荷です。

高温に熱せられたガラスを、型無しで、竿を使用して息を吹き込んで形成する「宙吹きガラス」の技法で丁寧に仕上げられたもので、全て基本的にはほぼ同じ形ですが、ひとつひとつにわずかに形や色の混ざり方に個性があり、全て一点物といえます。
型がない状況で、同じような形に近づける職人の技術、研ぎ澄まされた感覚に感服します。

職人による吹きガラスには、「宙吹きガラス」「型吹きガラス」の大きく2つの技法があり、どちらも非常に高い技術が必要なものですが、特に今回の「宙吹きガラス」は、型を一切使用せず竿の先端に巻いたガラスを空中で吹き、口仕上げまで手作業で行い成形する、非常に難易度の高い技法です。

制作は全て一発勝負。一度吹いて形にしたら、修正がほぼ出来ません。紀元前1世紀半ばからある古典的な技法でもあります。

宙吹きの制作過程で多少の気泡やガラスの跡が入りますが、それも手作りの証。その点も是非ひとつひとつの過敏の表情として楽しんでいただきたいです。


花瓶の底には内田さんのサインが入っています

 

また、実は実用面でもこだわっています。

Founder40-50個ほどの花瓶を持っていますが、素敵なものほど洗いにくい形状なことも多いです。でも、洗うのが面倒で使っていただけなかったら、お花を飾っていただけなかったらもったいない。そのため、今回フォルムを決めるにあたって、口が大きく、食器のように洗っていただける形状を目指しました。
棒のついたスポンジを使わなくても、通常のスポンジを手で入れて洗っていただけます。

F. [éf]の花束が自然と馴染むようこだわってつくった今回の”Sunrise for F. [éf]”

もちろんぜひお花をさして飾って楽しんでいただきたいですが、花瓶だけでも存在感がありパッとお部屋を明るくしてくれる魅力があります。

2色のカラーガラスを組み合わせているため、光を通すと色が混ざり合う様が非常に幻想的で、水が入るとまた少し表情が変わります。

 

水を入れて花束をさして、あるいは一輪をさして。あるいは何も入れない状態で。
じっくりと時間をかけて、日々使っていただきながら、様々な形で魅力を感じていただきたい花瓶です。



■作家・内田悠介さんからのメッセージ
この花瓶を通して、よりお花を身近に楽しんで頂きたいと思っています。
花があることで部屋の空気がガラリと変わること。
そして何より気分が大きく変わること。
そこから派生して始まること、広がる世界に気付いたり、楽しんだりして頂けることを願っています。
Sunriseもひとつのきっかけになれば嬉しいですし、
その先の時間を楽しんで頂きたいなと思っています。

 

 

ご購入にあたってのご注意事項
・花瓶は基本的にはどれも同じ形ですが、ひとつひとつ型なしで職人の手作業で作られており、形や色の入り方等、多少の個性がございます。その点あらかじめご了承いただきご購入くださいませ。
・吹きガラスの制作上、多少の気泡やガラス素材の跡が入ります。それも職人の手作りの作品の表情として楽しんでいただければと思います。


■花瓶のお取り扱い・お手入れについて
・耐熱ガラスではありませんので、急激な温度変化、急熱、急冷等はお控えください。
・食洗機、電子レンジ、オーブン等はご利用になれません。
・研磨剤入りのスポンジ等は傷の原因となりますのでご注意ください。お手入れは柔らかいスポンジ等、洗剤と水またはぬるま湯をご使用ください。
・柔らかい布などでお早めに水分を拭き取り乾燥させてからご収納ください。丁寧に洗い水分を拭き取ることで水やけを防ぐことができます。
・長期間ご使用にならない場合、保管場所にもよりますが、空気中の水分と反応し負ガラス面にアルカリ分が付着する場合がございます。その場合は使用前に十分に洗い流してください。
・光にかざす等、ガラスを通して太陽や強い光を覗かないでください。失明や、火傷など身体に重大な損害を及ぼす恐れがあります。
・直射日光の当たる場所に放置しないでください。
・お子様の安全には十分にご注意ください。