緑の花がある暮らし。-3月お届けの花材紹介-
今月お届けのお花
カーネーション〈品種名:アクアグリーン〉〈生産地:愛知県 三矢克典〉
カーネーションといえば5月の「母の日」を思い浮かべる方も多いかと思います。
実は国産のカーネーションの旬の時期は、冬から春に季節が移り変わる今の時期。
国産のカーネーションは、畑からお客様のお手元に届くまでの期間が短いことからじっくり畑でお花を咲かせることができる為、花びらの色、お花の大きさが輸入のものと比べ大きく異なります。
特に、花びらの表面をよく見ると、キラキラと輝き、ほのかに甘い香りがするのが特徴です。
今回は、愛知県の三矢克典様のカーネーションをお届けいたしました。
三矢克典様は、今の時期の最高品質のカーネーションを出荷されている生産者様で、お花の大きさ、茎の硬さ、どれを取っても品質が高い素晴らしいカーネーションをご出荷されております。
少しずつほころんでいくカーネーションの日持ちは、しっかりとお手入れする事で3週間以上お楽しみいただけることもあります。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、2週間〜3週間程。
涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合、お花が大きく咲き、より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・カーネーションの茎は、お水に浸かると腐りやすい為、単体で花瓶に飾る場合は、花瓶のお水の量は器の1/3から半分ほどの少なめに入れるようにしてください。
他の花材と一緒に飾る場合は、器の半分から7割ほどのお水を入れてください。
・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。
・カーネーションは咲き進むにつれ、花びらが成長しお花の重さに茎が耐えられず茎が折れてしまうことがあります。折れてしまった箇所をハサミで切り短くして飾ってみてください。
・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度ほど。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。
ゼラニウム〈生産地:千葉県 折原園芸〉
ガーデニングでも世界中で親しまれているゼラニウム。
香りは、葉物の側にいるだけでも感じることができますが、葉に触れて香りを嗅ぐとより感じることができます。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、1/3から半分ほど少なめがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、水替えの際は必ず1cmほど茎の切り戻しをしてください。
ローズマリー〈生産地:東京都 土井 勝〉
地中海原産のハーブとして調理や化粧品等でも親しまれている、ローズマリー。
触れると清涼感のある香りに包み込まれます。
生花の状態でもドライフラワーの状態でも香りを楽しむことができます。
お手入れの際に下葉を手で取り、小皿に集めてドライポプリとしてもお楽しみいただけます。
こちらもバジル同様、日当たりの良い場所に飾ることで茎から発根することがあります。
枝物のため日持ちは長く、フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間~20日ほどお楽しみいただけます。
調理用のローズマリーとは品種も同様のものではありますが、観賞用で栽培されているため食用には向かないのでご注意ください。
〈お手入れ方法〉
・葉が茎の下部まで付いているため、花瓶に飾る際は水につかる箇所の葉は手で取り除きましょう。
・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。
・枝の先端から傷んでくるため、フレッシュな状態で楽しむ場合は、先端の葉を触っていただき黒く変色した箇所やカサカサとした箇所をハサミで取り除くことでより長くフレッシュな状態でお楽しみいただきます。
・お水の量は、半分〜7割ほどの多めがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
バジル 〈品種名:ホリーバジル〉〈生産地:千葉県 折原正則〉※第1週のみお届け。

食用のハーブとして有名なバジル。食用しても親しまれているホーリーバジル
甘い香りと穂のような花が特徴。
今月お届けのお花には香りが弱いものが多いため、葉物など合わせて飾ることで見た目も香りも楽しむことができます。
日持ちは、フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は約1週間〜10日ほどお楽しみいただけます。
根が生え始めると花持ちがとても良くなり1ヶ月以上お楽しみいただけます。
明るい日差しの入る場所に飾ると茎の先端から根が生えてくることもあります。
根が生えるとお水替えのみでしばらく楽しむことができます。
土に植える場合は、春まで暖かい場所に置いていただき春になったら外に出していただくと鉢植えとしても楽しむことができます。
〈お手入れ方法〉
・お水が好きな草花なので、お水替えのタイミングで茎を必ず切ってお水の吸い口を新しくすることで長くお楽しみいただけます。
・飾っているとクタっとする場合があります。その場合は紙に包み1時間ほど新しい水を入れた花瓶に飾ってお水を吸わせてください。
・葉を触れて萎れた質感の場合は、茎の長さをバッサリと半分ほどにして飾ってあげることで元気な状態に戻ることがあります。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さまにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。花の部分がポロポロと取れやすいので要注意してください。
レースフラワー〈生産地:和歌山県 紀州農協〉
セリ科のお花、レースフラワー。
人参の花と葉に似ており、とても爽やかな香りのする花材です。
細かい粒の1つ1つが花で、時間をかけてゆっくりと小さなお花が咲き開いていきます。
レースフラワーは、飾る場所や、花瓶の水の清潔度によりくたっと萎れてしまうこともあるデリケートな花材でもありますが、冬から春にかけて一緒に飾る花材に香りと動きを与えてくれる名脇役の花材です。
フレッシュな状態を鑑賞する期間の目安は、1週間〜10日程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から2/3ほど多めがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、水替えの際は必ず1cmほど茎の切り戻しをしてください。
〈品種名:ゼンマイ〉 〈生産地:埼玉県〉
春のお花の名アクセントのゼンマイ。
独特の質感とフォルムがとても愛らしい花材です。
お花と飾ることで少しずつ包まれた葉が解けていきます。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、1週間〜2週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・お水の量は、1/3から半分ほど少なめがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
・茎が硬いので鋏の刃を斜めに入れて切ると少ない力で切れます。
コデマリ〈生産地:静岡県 とぴあ浜松農協〉
白い小さなお花をたくさんつける枝物、コデマリ。
小さな蕾から満開になると鞠状になります。
お花は、先端から徐々に咲いていき、1週間ほどで満開を迎えます。
花が咲き終わった後は、シルバーがかった葉をお楽しみ頂けます。
お花を咲かせるのに多くのお水を必要とするため、花瓶のお水が無くならないようにご注意ください。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約2週間~3週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・お水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・お水の量は、半分から7割ほどの多めがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
・蕾が咲かずに、蕾が黒く傷んでしまう場合は短く切り、花瓶に飾っていただくとお花が咲きやすくなることがあります。
サクラ 〈品種:啓翁桜〉〈生産地:山形県 庄内みどり農協〉
春に花を咲かす樹木で最も親しみのある花木、桜。
街中では早咲きの品種は少しづつ咲き始めています。
今回は、純白の花を咲かす啓翁桜をお届けしました。
小さな蕾から花を咲かせ、花が散ると新緑の葉が出てきて葉桜としておたのしみいただけます。
お花は、先端から徐々に咲いていき、1週間ほどで満開を迎えます。
お花を咲かせるのに多くのお水を必要とするため、花瓶のお水が無くならないようにご注意ください。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は葉桜までで、約2週間~3週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・お水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・お水の量は、半分から7割ほどの多めがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
・空調の風が直接当たる場所に飾ると蕾が乾燥して開花しないことがあります。咲かずに、蕾が黒く傷んでしまう場合は短く切り、花瓶に飾っていただくとお花が咲きやすくなることがあります。
お花の飾り方やお手入れ方法は、初めのうちは難しいものに感じることもあるかと思います。
ですがお花も生き物であり、絶対という決まりや方法はありません。
お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけとなっていただけたら幸いです。
F. [éf]の緑の花の定期便を通して「お花と過ごす時間」が普段の時間より少しでも豊かなものになりますように。
※輸送中の配送事故等で、稀にお花に破損、または萎れた状態になってしまうことがあります。傷んだ状態で届いた場合は、1度花材の茎を1cmほどハサミで切っていただき、たっぷりのお水が入った花瓶に飾っていただき直射日光のあたらない涼しい場所で半日ほど休ませてあげることで元気な状態に戻ります。半日ほど様子を見ていただきみずみずしさが戻らない場合は、お手数をお掛けいたしますがF. [éf]お問い合わせフォームまでご連絡をお願い申し上げます。