緑の花がある暮らし。-11月お届けの花材紹介-

今月お届けのお花

バラ〈品種名:カムフラージュ〉〈生産地:群馬県 前橋バラ組合〉

バラ〈品種名:オリエンタルエクレール〉〈生産地:群馬県 前橋バラ組合〉

  

年に2回、春と秋に旬を迎えるバラ。バラは古くより親しまれ現在では約3000種類を越す品種があるとされています。その中でも緑色の品種は100種類もなく珍しい色のバラとされています。
秋のバラと特徴は、秋の外気があいまってじっくりと時間をかけて育つことから花びらの発色に深みがあり、花びらの枚数も多くゆっくりとほころび咲いていきます。
市場に流通するバラには2種類あり、1本の茎に1つのお花をつける「スタンダード咲き」と1つの茎に複数のお花をつける「スプレー咲き」があります。
どのバラも人の手を加えず自然の状態で育てると、1本に複数のお花を付け、スプレー咲きの状態になります。生産者の技術により、複数ついたお花を摘むことで残ったお花に養分が行き渡り充実した1輪のスタンダード仕立てのバラが出来上がります。
スプレー仕立てのバラは、自然な状態で出来上がるのではなく、こちらも成長の段階でお花を詰むことで、お花の付き方が大きく変わります。生産者の細やかな手業により私たちが花瓶に飾りやすく最後まで楽しめるバラが作られます。

今回は、群馬県赤城山の麓でバラの生産者で構成されるバラの出荷団体の前橋バラ組合様のバラをお届けいたしました。
前橋バラ組合様は、日本ばら切花品評会で2年連続で最高賞である農林水産大臣賞を受賞した国内でも最高品質のバラをつくられている生産者様となっております。

秋のバラを感じていただくのと同時に、生産者様の手仕事のクオリティーをお楽しみいただけますと幸いです。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜20日程。
涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。



〈お手入れ方法〉
・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。
・バラは、綺麗なお水を好みますので花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると花首が下を向いてしますことがあります。その際は、茎を3cmほど切り、たっぷりの綺麗なお水が入った花瓶に飾っていただきますと元気になることがあります。
・花びらに茶色のシミが出てきた場合はなるべく早い段階で手で優しく取り除いてください。

 

リューカデンドロン〈生産地:オーストラリア

リューカデンドロン 〈品種名:プルモサス〉〈生産地:南アフリカ

南アフリカ原産のネイティブフラワーの仲間のリューカデンドロン。
今月は、ふわふわな質感の粒状のお花トータルフィメールと、どんぐりのような形のプルモサスをお届けいたしました。
リューカデンドロンのお花は、球状の箇所が弾けた後のふわふわの箇所にあります。

日に日にゆっくりとお花の箇所が咲きひらいていきます。
今回お届けいたしましたプルモサスは2週間、じっくりと時間をかけてどんぐりのような球状の花から花火のように咲き開いていきます。

お花を触れた際の質感も硬いため、お手軽に綺麗なドライフラワーになります。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約2週間〜3週間程、ドライフラワーとしても半年から1年ほどお楽しみいただけます。


〈お手入れ方法〉
・比較的丈夫なお花なのでお水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。


【第1週お届け】ドライアンドラ 〈品種名:フォルモーサ〉〈生産地:南アフリカ

オーストラリア原産のネイティブフラワーの仲間のドライアンドラ。
ゴールドの箒状の花部とギザギザの葉が印象的な花材です。
花部を触れるとベルベットのような独特な質感となっております。
ドライフラワーにもそのままの形状でなりやすい花材で、長い期間お楽しみいただけます。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約1週間〜10日程、ドライフラワーとしても半年から1年ほどお楽しみいただけます。


〈お手入れ方法〉
・比較的丈夫なお花なのでお水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。

 

 【第3週お届け】バーゼリア 〈品種名:ライトピーナッツ〉〈生産地:南アフリカ〉

 粒のようなお花をたくさんつける南アフリカ原産のネイティブフラワーの仲間。
お花や葉の形が特徴的で、粒のような箇所は実はお花の集合体。
徐々に粒の箇所がほころんでいきとても細かなお花をたくさん咲かせます。
ドライフラワーとしてもお手軽に綺麗にお楽しみいただけます。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約1週間〜2週間程。お花が褐色に変色したら鑑賞期間終了の目安。開花後はお水から出してドライフラワーとしてもお楽しみください。

〈お手入れ方法〉
・比較的丈夫なお花なのでお水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。
・ドライフラワーにした際、お花に触れるとお花が散ることがあるので触る際は要注意してください。

 



フェイジョア〈生産地:茨城県〉

 グアバなどの果実の仲間のフェイジョア。
初夏に赤色の食べられるお花を咲かせ、秋に実を収穫することができます。
国内では実はあまり流通はありませんが、ネイティブフラワーなどの原産国ではトロピカルフルーツの類として親しまれています。
葉の表面は深い緑色の光沢があり、裏面は白色のコントラストが今の季節にぴったりの枝物です。
飾っていると枝の先端がパリパリっと乾燥してきますが乾いた後はそのままの状態でドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約1週間~10日程お楽しみいただけます。

 

〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から2/3ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。

 

ユーカリ〈品種名:グニユーカリ〉 〈生産地:愛媛県 えひめ中央農協

 

シルバーグリーンの爽やかな香りのする枝物。
フレッシュな状態では香りが楽しめ、ドライフラワーとしても色が変わらずそのままの状態でお楽しみいただける飾りやすい花材です。
ユーカリの清涼感のある香りには心を落ち着かせる鎮静作用や集中力を高める効果などがあると言われています。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約2週間~3週間程お楽しみいただけます。

 

〈お手入れ方法〉
・お水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・お水の量は、半分から2/3ほどがおすすめ。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さまにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。

 

グレビレア〈品種名:アイヴァンホー〉〈生産地:南アフリカ〉

 

南半球に生息するネイティブフラワーの仲間のお花、グレビレア。
乾いたような質感のギザギザとした形が特徴の枝物で、ドライフラワーとしてもそのままの状態でお楽しみいただけます。
枝の先端の茶色い箇所は新芽。新芽は乾燥に弱くパリパリになりやすいのですが、乾燥した質感もリューカデンドロンなどのネイティブフラワーとの相性がいいので飾る際のアクセントにぴったりです。
フレッシュな状態を鑑賞する期間の目安は、1週間〜10日程お楽しみいただけます。
ドライフラワーとしても綺麗になるので、フレッシュな状態で楽しまれた後は是非お試しください。



〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から2/3ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。

銀葉グミ〈生産地:愛媛県 えひめ中央農協〉


葉の表と裏で色が異なる銀葉グミ。
グミの木の仲間で初夏から秋にかけて赤い実をつけます。
ドライフラワーとしてもお楽しみいただる花材なのでこれからの季節の家財との相性が抜群の花材です。
先端に向けて動きのある形状がとても魅力的な枝物です。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜10日程お楽しみいただけます。

 

〈お手入れ方法〉

・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。
・定期的霧吹きを葉にすることで青々しい葉を維持できます。
・葉に触れてパリパリとする場合は手で葉の根元から取り除いてください。
・3〜5日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。

  

 

 

お花の飾り方やお手入れ方法は、初めのうちは難しいものに感じることもあるかと思います。
ですがお花も生き物であり、絶対という決まりや方法はありません。
お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけとなっていただけたら幸いです。
F. [éf]の緑の花の定期便を通して「お花と過ごす時間」が普段の時間より少しでも豊かなものになりますように。

 

 

 

※輸送中の配送事故等で、稀にお花に破損、または萎れた状態になってしまうことがあります。傷んだ状態で届いた場合は、1度花材の茎を1cmほどハサミで切っていただき、たっぷりのお水が入った花瓶に飾っていただき直射日光のあたらない涼しい場所で半日ほど休ませてあげることで元気な状態に戻ります。半日ほど様子を見ていただきみずみずしさが戻らない場合は、お手数をお掛けいたしますがF. [éf]お問い合わせフォームまでご連絡をお願い申し上げます。