緑の花がある暮らし。-10月お届けの花材紹介-
今月お届けのお花
※輸送中の配送事故等で、稀にお花に破損、または萎れた状態になってしまうことがあります。傷んだ状態で届いた場合は、1度花材の茎を1cmほどハサミで切っていただき、たっぷりのお水が入った花瓶に飾っていただき直射日光のあたらない涼しい場所で半日ほど休ませてあげることで元気な状態に戻ります。半日ほど様子を見ていただきみずみずしさが戻らない場合は、お手数をお掛けいたしますがF. [éf]お問い合わせフォームまでご連絡をお願い申し上げます。
アジサイ〈生産地:千葉道 青木園芸〉
初夏の季節に街中でも彩ってくれるお花、アジサイ。
街中で見かけるアジサイは、西洋アジサイまたはガクアジサイの品種となっており季節が夏に移りゆくとお花が枯れてしまいます。
今回お届けいたしましたアジサイは、園芸用に品種改良された「秋色アジサイ」となっており、初夏に花をつけてから約半年間という長い時間をかけて鮮やかな水色、ピンク、紫色、白色のお花の状態から緑色を帯びていきます。
秋色アジサイは、花に触れた際の質感が少しカサついているパサパサとした質感が特徴です。
また、半年という長い期間お花が咲いているため、生産の段階で綺麗な状態でお花を保つことが難しくとても希少価値の高いお花とも言われています。
秋色アジサイは、長く楽しめるお花なので、ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。
今回は、千葉県にある国内最高品質のアジサイ生産者の青木園芸様の秋色アジサイ品種の「グローイングアルプス」という品種をお届けいたしました。
花びらを見ていただき、緑色の中に残る、淡い青色やピンク色、紫色の絶妙な色彩を国内最高品質のアジサイにてお手元でお楽しみください。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜20日程。
ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。
秋色アジサイは、花瓶に飾っている状態で萎れることは滅多にないのですが、稀に空調が直接お花に当たる場所など、飾る環境により萎れてしまうことがあります。その際は、下記のお手入れ方法をご参照ください。
〈お手入れ方法〉
・お手入れ方法は、お水替えの際に2cm程茎をハサミまたはナイフ、カッター斜めに切るようにしてください。その際、白いワタを刃物の先端で取り除くとよりお水を吸いやすくなります。
・お水の量は、半分〜7割ほどの多めがおすすめ。
お手入れ① 〈茎の切り方・断面〉
お手入れ② 〈茎の切り方・ワタの取り方〉
・アジサイは、綺麗なお水を好みますので花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると花首が下を向いてしまうことがあります。その際は、同じく茎を2cmほど斜めに切り、たっぷりの綺麗なお水が入った花瓶に飾っていただきますと元気になることがあります。
・花瓶のお水の量は多めがおすすめ。半分から8割ほどの水を目安に入れてください。
・花びらに茶色のシミが出てきた場合はなるべく早い段階で手で優しく取り除いてください。
・切り花栄養剤の効果が大きいので栄養剤入りのお水を使うことで日持ちが大幅に伸びます。
〈アジサイが萎れてしまったら〉
飾っているアジサイが萎れてしまったら、茎を日々ののお手入れ方法と同様に切り戻していただき、写真のようにお届けした白い紙などでお花を包み風と直射日光の当たらない場所に置いてください。
2〜3時間ほど置いていただくとお水を吸い上げてみずみずしい状態に戻ります。
大きな花瓶をお持ちの方は、茎を切り戻した後に、アジサイのお花の先端まで全体がお水に浸かるようにそのままの状態で2〜3時間ほど浸けていただくだけでもみずみずしさがが戻ります。
ぜひお試しください。
ワレモコウ〈品種名:朝霧〉〈生産地:山形県 みちのく農協〉
秋の合わせの小花として親しまれているお花、ワレモコウ。
10月〜11月の短い秋の季節でしか出回らない秋を代表するお花です。
茶色いブラシのような箇所の一つ一つがお花となっており、赤みがかった茶色から咲き進むと黒に近い茶色に変化していきます。
ワレモコウは、ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。
日持ちは、フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は約10日〜2週間ほどお楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・お水替えの際に茎をハサミで1cmほど切ってから飾ってください。
・花瓶のお水の量は少なめがおすすめ。茎の先が5cmほど浸かる程度の水を目安に入れてください。
・飾る場所は直射日光と空調の風が直接が当たらない場所が長持ちさせるコツです。
第1週お届けの花材
ススキ〈生産地:茨城県 常陸農協〉
今の時期、河川敷などで見かけ、風になびく姿が美しい、ススキ。
切花のススキは、日に日に穂が爆ぜていき咲き進む過程を見ることができます。
ドライフラワーとしてもそのままの状態でお楽しみいただけます。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、2週間〜20日程お楽しみいただけます。
第3週お届けの花材
ぺニセタム 〈生産地:東京都〉
ふわふわの穂が秋の風情漂うぺニセタム。
イネ科の植物で夏から秋にかけて穂をつけます。
くすみ色が秋のお花との相性が抜群です。
ドライフラワーとしてもそのままの状態でお楽しみいただけます。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、2週間〜20日程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる箇所は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
ベニバスモモ〈生産地:神奈川県 尾作政則〉
赤葉の枝物、ベニバスモモ。1年を通して赤い葉をつけ、春には桜の花に似た白いお花を咲かせます。
冬に落葉をするため落葉直前の繊細な状態でお届けしており、お水が足りなくなり葉の先端がしんなりと、またはドライフラワーのようにかさついた質感の状態になることがありますが、その際は枝を短くハサミで切って花瓶に飾る事でフレッシュな状態になることがあります。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜10日程。
ドライフラワーにもなりますが、葉に触れると散りやすいのでご注意ください。
〈お手入れ方法〉
・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。
・枝の先端から傷んでくるため、フレッシュな状態で楽しむ場合は、先端の葉を触っていただき黒く変色した箇所やカサカサとした箇所をハサミで取り除くことでより長くフレッシュな状態でお楽しみいただきます。
・お水の量は、半分〜7割ほどの多めがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
テマリシモツケ〈生産地:茨城道 常陸大宮〉
初夏から秋の期間出回る枝物のテマリシモツケは、今の時期に赤い実をつけます。
風になびくとカサカサと鳴る実は秋の風情を感じさせてくれます。
フレッシュな状態を鑑賞する期間の目安は、2週間〜3週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる箇所は取り除きましょう。
・お水の量は、半分〜7割ほどの多めがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
キイチゴ〈生産地:北海道 北石狩農協〉
大きな切れ目の入った葉の枝物。キイチゴの中でも葉が小さい品種で、赤ちゃんの手のひらに似ていることから「ベビーハンズ」と品種名が付いたと言われています。
初夏から出回り、夏はフレッシュな緑色の枝物ですが、秋の短い期間のみ赤く紅葉した状態で出回ります。
飾っていると徐々に下の葉から1枚ずつ葉が落葉していきます。
ご自宅にいながら紅葉の風景をお楽しみいただけます。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜3週間程お楽しみいただけます。
2週間ほど経つと枝の先端や脇芽から新芽が出てくるのもキイチゴの楽しみ方。
〈お手入れ方法〉
・お水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さまにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。葉が褐色に変色しやすいので早い段階でドライフラワーにするのがおすすめです。
バラの実〈生産地:茨城県 〉
ローズヒップでもある、ノバラの実。
秋が深まると実の色は緑色から赤く色付いていきます。
実の先端の黒い部分はお花のシベの部分。実になる過程で残ってしまった箇所になります。
手で優しく取り除いていただくときれいな赤いローズヒップになります。
とても丈夫な花材なので特別なお手入れは必要はありません。
フレッシュな状態を鑑賞する期間の目安は、2週間〜3週間程お楽しみいただけます。
ドライフラワーとしても綺麗になるので、フレッシュな状態で楽しまれた後は是非お試しください。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や実は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
ヤナギバグミ〈生産地:愛媛県 えひめ中央農協〉
葉の表と裏で色が異なる銀葉グミ。
グミの木の仲間で初夏から秋にかけて赤い実をつけます。
ドライフラワーとしてもお楽しみいただる花材なのでこれからの季節の家財との相性が抜群の花材です。
先端に向けて動きのある形状がとても魅力的な枝物です。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜10日程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。
・定期的霧吹きを葉にすることで青々しい葉を維持できます。
・葉に触れてパリパリとする場合は手で葉の根元から取り除いてください。
・3〜5日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
お花の飾り方やお手入れ方法は、初めのうちは難しいものに感じることもあるかと思います。
ですがお花も生き物であり、絶対という決まりや方法はありません。
お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけとなっていただけたら幸いです。
F. [éf]の緑の花の定期便を通して「お花と過ごす時間」が普段の時間より少しでも豊かなものになりますように。