緑の花がある暮らし。-9月お届けのお花のおすすめの飾り方-

おすすめの飾り方

 

9月にお届けしたお花の中でも特に注目していただきたいお花は、マムとケイトウ。
マムの華やかな咲き姿、ケイトウの質感から夏から秋へ季節が移り変わる爽やかな晴れ間を表現し束ね、お届けいたしました。
また、一緒に添えた枝物や実物から秋の季節を感じていていただけますと幸いです。



今月のお花は、届いた初日から紐を解き、花束を解いて飾るのがおすすめです。
飾る際は、お花の茎をハサミで1〜2cmほど切り、高さ20cm程の大きさの花瓶に飾っていただくのがおすすめです。枝物は茎が硬いので、ハサミで茎の断面に割目を入れことでも代用可能です。

1つの花瓶にまとめて飾る際は、草花と枝物が広がるように絡み合わないようにふんわりと手でほぐしましょう。
届いたお花を飾り、よく観察し、どの向きを正面に飾ったら美しく見えるかを様々試していただくことでお花の魅力を体感することと同時にお花の飾り方も上達していきます。

1度花束をバラしてから花瓶に飾る際の飾り方のポイントは次の3ステップです。


おすすめの飾り方
①初めに枝物のユキヤナギとディアボロを器の長さの2倍ほどの長さに切り、ざっくりと花瓶に活けてます。真上から見た際に円形になるよう活ける際に対角線と横への広がりを意識するのがコツ。

②①で作った土台にマム、ケイトウを活けていきます。花が重く動く場合は枝物に絡めるように活けると固定されます。
3本のお花で三角形を描くように活けるのがポイント。



③草花が風でなびくようにスモークブラスを、空いた手前の箇所にノバラの実を活け、それぞれの花材の高さが重ならないように調整して完成です。

 

 

 1つの花瓶にまとめて飾るのも複数の花瓶に分けて飾るのも、どちらも素敵に飾るワンポイントは、ざっくりと自然や偶然に任せて活けることです。
はじめに枝物などで土台を作ることで、空間が出来、空いた箇所を埋めるように活けることで、まとまりがよくなりまた、土台の枝物に引っ掛けるように花材を活けていくことで自然にお花が留まりたい場所に動いてくれます。
2本以上同じ花材がある場合は、対角線を意識して「手前に1本活けたら奥にも1本、右に活けた左に1本」のように活けてみてください。

お花の飾り方に正解はありません。難しく考えずお花と向き合い、飾り手が美しいと思う形にてお花との暮らしをお楽しみください。