緑の花がある暮らし。-7月お届けの花材紹介-

今月お届けのお花

※夏の暑い季節は、輸送中に稀にお花がしおれた状態になってしまうことがあります。しおれた状態で届いた場合は、1度花材の茎を1cmほどハサミで切っていただき、たっぷりのお水が入った花瓶に飾っていただき直射日光のあたらない涼しい場所で半日ほど休ませてあげることで元気な状態に戻ります。半日ほど様子を見ていただきみずみずしさが戻らない場合は、お手数をお掛けいたしますがF. [éf]お問い合わせフォームまでご連絡をお願い申し上げます。


リシアンサス〈品種名:ボンボヤージュグリーン〉〈生産地:千葉県 安房農協〉

初夏から夏にかけて旬の季節を迎えるリシアンサス。
日本ではトルコのターバンに花形が似ていることからトルコキキョウとしても呼ばれ親しまれているお花です。
リシアンサスは、1本の茎に2〜3輪のお花をつけ、日持ちもとてもよく、華やかさと日持ちを兼ね備えたお花です。
オランダで10年に1度行われている世界的な花卉の品評会でも日本のリシアンサスは金賞を何度も受賞していることから日本のリシアンサスは、世界的に見ても日本が品種改良、生産品質でトップの品質を誇っています

今回は、国内で作られたリシアンサスの品種の中から今の時期バイヤーオススメの生産者様を選りすぐりお届け致します。

リシアンサスの花持ちの目安はフレッシュな状態で、約2週間〜20日程。
リシアンサスはドライフラワーにはなりにくい花材でもありますので最後までフレッシュな状態で楽しまれるのをお勧めいたします。




〈お手入れ方法〉
・お水替えの際に茎をハサミで1cmほど切ってから飾ってください。
・花瓶のお水の量は多めがおすすめ。半分から8割ほどの水を目安に入れてください。
・飾る場所は直射日光と空調の風が直接が当たらない場所が長持ちさせるコツです。
・花びらに茶色のシミが出てきた場合はなるべく早い段階で手で優しく取り除いてください。
・切り花栄養剤の効果が大きいので栄養剤入りのお水を使うことで日持ちが大幅に伸びます。リシアンサスの蕾は大半は大きく咲くことはありませんが、栄養剤を使用することでお花がほころびふんわりと咲きやすくなりましす。

 

バジル〈品種名:アフリカンブルーバジル〉〈生産地:千葉県 折原正則〉


食用のハーブとして有名なバジル。そのバジルの香りそのままで観賞用の品種がアフリカンブルーバジルです。
深い緑色と紫色の葉と穂のような花が特徴。
今月お届けのお花には香りが弱いものが多いため、葉物など合わせて飾ることで見た目も香りも楽しむことができます。
日持ちは、フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は約1週間〜10日ほどお楽しみいただけます。
根が生え始めると花持ちがとても良くなり1ヶ月以上お楽しみいただけます。

明るい日差しの入る場所に飾ると茎の先端から根が生えてくることもあります。
根が生えるとお水替えのみでしばらく楽しむことができます。
土に植える場合は、春まで暖かい場所に置いていただき春になったら外に出していただくと鉢植えとしても楽しむことができます。


 

〈お手入れ方法〉
・お水が好きな草花なので、お水替えのタイミングで茎を必ず切ってお水の吸い口を新しくすることで長くお楽しみいただけます。

・葉を触れて萎れた質感の場合は、茎の長さをバッサリと半分ほどにして飾ってあげることで元気な状態に戻ることがあります。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さまにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。花の部分がポロポロと取れやすいので要注意してください。


コロニラ〈生産地:鹿児島県 日野洋蘭園〉

マメ科の植物のコロニラ。春には黄色いお花を咲かせます。
原種のコロニラは緑色の葉ですが、今回は白い縁取りのバリエガータという品種をお届けいたしました。
動きのある先端がとてもキュートで、一緒に飾る花材を彩ってくれます。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜2週間程。


〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。


マウンテンミント〈生産地:長野県 ながのみゆき農協〉

淡いグリーンに爽やかな香り楽しめる葉物、マウンテンミント。
ミントと名前についていますが、ミントの仲間ではなく、香りが似ていることからマウンテンミントと呼ばれるようになりました。
切花では初夏から夏の季節しか出回らず、1年の中でも流通期間の短い花材でもあります。
爽やかな花色のリシアンサスや透け感のある枝物のどちらも相性が抜群です。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜2週間程。


〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。


ヒペリカム〈品種名:ココバンブー〉〈生産地:コロンビア〉

F. [éf]の花束でも大活躍の花材、ヒペリカム。
竹の色に似ていることからバンブーの名前がついた品種です。
光沢のある実がとても可愛いらしく彩ってくれます。
長い期間楽しむことができ、実が茶色く変色してきたら鑑賞終了の目安となります。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。


〈お手入れ方法〉
・比較的強い枝物なので特別なお手入れの必要はありません。他のお花と同様に、2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
・茶色に変色した実を手で摘んであげると長くお楽しみいただけます。

 

ヒメミズキ〈生産地:神奈川県 尾作政則〉


初夏から出回り始めるヒメミズキは、葉が芽吹き緑から赤茶の色彩がとても美しい枝物です。
透け感のある繊細な枝ぶり、葉の形からとても飾りやすい枝物です。
葉の形がとても素敵なので、生花としての楽しみ方以外に押し花や創作などにもよく使われています。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。

〈お手入れ方法〉

・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。
・定期的霧吹きを葉にすることで青々しい葉を維持できます。
・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。
・3〜5日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。茎が硬くお手持ちのハサミで切り戻しがむずかしい場合は、茎を縦に割目を入れるのでも代用可能です。下記の写真をご参考ください。

 

 

キイチゴ〈品種名:ベビーハンズ〉〈生産地:宮崎県 JA宮崎〉


大きな切れ目の入った葉の枝物。キイチゴの中でも葉が小さい品種で、赤ちゃんの手のひらに似ていることから「ベビーハンズ」と品種名が付いたと言われています。
初夏から出回り、夏はフレッシュな緑色の枝物ですが、秋には赤く紅葉した状態で出回ります。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜3週間程お楽しみいただけます。
2週間ほど経つと枝の先端や脇芽から新芽が出てくるのもキイチゴの楽しみ方。

 

〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。
・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。

 

 

お花の飾り方やお手入れ方法は、初めのうちは難しいものに感じることもあるかと思います。
ですがお花も生き物であり、絶対という決まりや方法はありません。
お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけとなっていただけたら幸いです。
F. [éf]の緑の花の定期便を通して「お花と過ごす時間」が普段の時間より少しでも豊かなものになりますように。