緑の花がある暮らし。-6月お届けのお花のおすすめの飾り方-
おすすめの飾り方
6月の花材は、一つの花瓶にまとめてどさっと飾っていただいてもお手軽に季節を感じることができますし、各花材を1本ずつ小さな花瓶に小分けにしてもとても飾りやすくなっております。
今月のお花を1つの花瓶でまとめて飾る際は、各花材が重なり合わないように高低差をつけて届いた状態から手で優しくほぐしながら飾りましょう。
枝物は、動きを活かし流れるように飾っていただきたいため、他の花材より長めの状態でお送りしております。
お届けいたしましたお花を飾る際は、よく観察し、どの向きを正面に飾ったら美しく見えるかを様々試していただくことでお花の魅力を体感することと同時にお花の飾り方も上達していきます。
1度花束の紐を解いてから花瓶に飾る際の飾り方のポイントは次の2ステップです。
おすすめの飾り方
①初めに広がりのある枝物(ギンヨウグミやドウダンツツジ)を器の高さの2倍ほどの長さに切り、器の口に沿わせるようにざっくりと花瓶に活けてます。その後、正面にアジサイを活け、花材を飾る土台(ベース)を作ります。
②①で作った土台にスグリやキイチゴなど縦に伸びた枝物を活けていきます。スグリは実がついている為、実が正面から見えるように長めに飾るのがおすすめ。
③最後にスモークグラスやハツユキソウ、ミントなどの草花を飛び出させるように活けて、枝物の重なりを手でほぐして完成です。
飾る際に枝物や大きめの花材などで土台を作ることで、引っ掛かりが出来、その花材に引っ掛けるように花材を活けていくことで、お手軽に活けることができます。
アジサイはお花が重いため、飾る際に動いてしまうことがあるので、土台の枝物に引っ掛けたり、花瓶の淵に立てかけて花材を活けていくことで自然に花材が留まりたい場所に動いてくれます。
2本以上同じ花材がある場合は、同じ箇所にまとめて飾るグルーピング、または対角線または三角形を意識して「手前に1本活けたら奥にも1本、右に活けた左に1本」のように飾ると素敵にまとまります。
お花を素敵に飾るコツは、ざっくりと自然や偶然に任せて活けることです。
今月お届けの花材は枝物が多く飾った際になかなか思ったところに留まらず、ぐるんと動き、自分の好きな箇所に固定するのは難しいかと思います。
無理やり花材を固定するのではなく、花材の場所は、花材がいきたいように花材に任せて、その花材に合わせて会話するように花材を器に足してくのがおすすめです。
お花の飾り方に正解はありません。難しく考えずお花と向き合い、飾り手が美しいと思う形でお花との暮らしをお楽しみください。