緑の花がある暮らし。-5月お届けのお花の楽しみ方-

おすすめの楽しみ方

1.複数の花瓶に小分けに飾る



今月のメイン花材のバラは、春のお花の中でも比較的長くお楽しみいただける花材となっております。
今月の花材は形状が異なりながら色調が近い花材の組み合わせなため、1つの花瓶にお花と合わせてまとめて飾るのも素敵ですが、小分けの花瓶に飾ってもまとまりがよく、花材の魅力にもより気付きやすくなります。

小分けに飾る際の器に決まりはありません。
コップやワインボトル、短い花材を飾る際は、薬の空き瓶などでも構いません。
上記の写真では、ワインボトル、牛乳瓶、ジャムの瓶の瓶に飾ってみました。
花材が倒れないように自分の心が落ち着く箇所に活けてみてください。
お花のある生活が楽しめるきっかけになりますと幸いです。


今月の小分けの飾り方のポイント
①花瓶と飾る花材の長さは「1:2」
②1つの器に飾る際は花材の種類をシンプルに

 

花瓶と飾る花材の長さは「1:2」

直線的な枝物や花材は、2種ほどの花材でシンプルに活ける飾り方がお手軽で綺麗に飾れます。
お花や枝物を飾る際は、お花の長さを「花瓶の高さ」の2倍に切って飾るとお花も器も素敵に飾ることができます。
上記の写真では、サイズの異なる花瓶にて「1:2」のバランスを意識して飾ってみました。
器と花材とのバランスだけではなく、花材も倒れにくく安定して飾ることができるのも魅力の一つ。
「1:2」を意識して飾ることができたら、器に合わせてお花の長さを変えて器ごとに自分の好きな飾り方を探すのも生花ならではの楽しみ方です。

  

②1つの器に飾る際は花材の種類をシンプルに

上記の写真では、小さい花瓶にバラとタラスピを飾りアクセントにニゲラの蕾をシンプルに飾ってみました。
お花や枝物だけを1種類シンプルに飾る飾り方も素敵ですし、季節が合った花材でしたら3種類ほどの少ない品種数で1つの花瓶に飾るのもおすすめです。
飾る花材の種類をシンプルにすることで花材の特徴や些細な変化にも気が付きやすくなります。

 

2.ドライスワッグにして楽しむ 

F. [éf]では、生花でお花を楽しんだ後にドライスワッグとしての楽しみ方をご提案しております。今月は、どの花材も綺麗な状態でドライフラワーにもなる花材となっているため、お手軽なドライスワッグの作り方をご紹介いたします。

ドライスワッグの作り方は3ステップ。
必要な道具は、ハサミと紐(花束のラッピングの紐や麻紐など)。

①長めの枝物をほうき状に並べて5cmほどずらしながら葉物を交ぜて重ねます。重ねる際は、茎の位置がしっかりと重なるように意識し、利き手とは反対の手で重なった茎元の箇所を握ります。



②①で握った枝物と葉物に、2種類のバラをそれぞれ上に重ねていき、まとめて握っていきます。




③最後に茎元に短い葉物、枝物を添えて、各花材が重ならないように調整し、握っている箇所を紐できつく結び、完成です。

 

作り方のポイントは、「花材に階段状に高低差をつける」です。紐を結ぶのが難しい場合は、握った箇所を輪ゴムで先に束ねてから紐で結ぶと簡単に結べます。

 
お水を入れた花瓶や器に飾ることで縦長のスタイリングのブーケとしてもお楽しみいただけます。

また、風通しの良い場所に飾ることでより綺麗な状態でドライフラワーになっていきます。
ぜひお試しください。