緑の花がある暮らし。-4月お届けのお花の楽しみ方・小分けに飾る-

おすすめの飾り方

複数の花瓶に小分けに飾る



今月のメイン花材のカラーは、春のお花の中でも比較的長くお楽しみいただける花材となっております。
今月のお花は形状が異なる花材の組み合わせなため、1つの花瓶にお花と合わせてまとめて飾るのも素敵ですが、小分けの花瓶に飾ってもまとまりがよく、花材の魅力にもより気付きやすくなります。

小分けに飾る際の器に決まりはありません。
コップやワインボトル、短い花材を飾る際は、薬の空き瓶などでも構いません。
上記の写真では、ワインボトル、牛乳瓶、ジャムの瓶、調味料の瓶に飾ってみました。
花材が倒れないように自分の心が落ち着く箇所に活けてみてください。
お花のある生活が楽しめるきっかけになりますと幸いです。


今月の小分けの飾り方のポイント
①縦長のラインを活かした飾り方
②横へ広がりを意識した飾り方
③枝物のみで花瓶に飾る

 

縦長のラインを活かした飾り方

直線的な枝物や花材は、2種ほどの花材でシンプルに活ける飾り方がお手軽で綺麗に飾れます。
お花や枝物を飾る際は、お花の長さを「花瓶の高さ」の2倍に切って飾るとお花も器も素敵に飾ることができます。
上記の写真では、ワイン瓶にキイチゴの枝を「1:2」のバランスを意識して飾り、器の口元にスノーボールをまとめて飾りました。
器の口元に花ものを飾ることでより、直線的な枝物の特徴が際立ちます。
ラインを活かし「1:2」を意識して飾ることができたら、器に合わせてお花の長さを変えて器ごとに自分の好きな飾り方を探すのも生花ならではの楽しみ方です。

 

 

横へ広がりを意識した飾り方

上記の写真では、うねうねとした動きのある花材を1つにまとめて飾ってみました。
今月の花材では、カラーやモルセラを中心に横に広がるようにサクラなどを飾ってみました。
動きのある花材は、無理に向きを固定するのではなく、花材に任せて花材が向きたい方向に飾り、空いた箇所に横向きの枝を飾ることでバランスが取りやすくなります。また、左右前後にバランスを取るように、偏りがないように花材を活けていくと器も安定します。

 

枝物のみで花瓶に飾る


今月のお届けのお花はフレッシュな状態で長い期間お楽しみ頂けますので、日々のお手入れで短くなった花材を集めて1つの花瓶にまとめて飾るお楽しみ方がおすすめです。

上記の写真では、カラーとモルセラを抜き、枝物と日々のお手入れで短くなってしまったスノーボールで塊を作るように中央にまとめて飾ってみました。
中央に華やかな塊を作ることで、枝物の流れをより強調してくれます。
飾る際に、お花同士や他の花材との高さが同じになってしまうと、平面的になりお花の魅力が伝わりにくくなってしまうため、花材同士の高低差を意識して飾るとまとまりがよくなります。

また、花材を短く切ってコンパクトに飾ることで、花材に新しいお水が行き渡りやすくなり、みずみずしさが戻ることもあります。
寝室や食卓などの身近なところに飾りやすくなり生花の最後の変化を感じることができます。
 

是非お試しください。