緑の花がある暮らし。-2月お届けのお花の楽しみ方・小分けに飾る-
おすすめの飾り方
小分けに飾る
今月にお届けした花材は、日持ちがいい花材を選んでいるため1ヶ月を通してお楽しみ頂けます。
特に、枝物は長い期間お楽しみいただけるので、1つの花瓶にお花と合わせてまとめて飾るのも素敵ですが、小分けの花瓶に飾ることで花材の魅力に気付きやすくなります。
小分けに飾る際の器に決まりはありません。
コップやワインボトル、短い花材を飾る際は、薬の空き瓶などでも構いません。
上記の写真では、ワインボトル、牛乳瓶、ジャムの瓶、調味料の瓶に飾ってみました。
花材が倒れないように自分の心が落ち着く箇所に活けてみてください。
お花のある生活が楽しめるきっかけになりますと幸いです。
今月の小分けの飾り方のポイント
①花瓶と飾る花材の長さは「1:2」
②1つの器に飾る際は花材の種類をシンプルに
③枝物だけで楽しむ
①花瓶と飾る花材の長さは「1:2」
お花や枝物を飾る際は、お花の長さを「花瓶の高さ」の2倍に切って飾るとお花も器も素敵に飾ることができます。
上記の写真では、サイズの異なる3つの花瓶にて「1:2」のバランスを意識して飾ってみました。
器と花材とのバランスだけではなく、花材も倒れにくく安定して飾ることができるのも魅力の一つ。
「1:2」を意識して飾ることができたら、器に合わせてお花の長さを変えて器ごとに自分の好きな飾り方を探すのも生花ならではの楽しみ方です。
②1つの器に飾る際は花材の種類をシンプルに
上記の写真では、小さい花瓶に1本ずつシンプルに飾ってみました。
お花や枝物だけをシンプルに飾る飾り方も素敵ですし、季節が合った花材でしたら1本ずつ少ない本数で複数品種を1つの花瓶で飾るのもおすすめです。
飾る花材の種類をシンプルにすることで花材の特徴や些細な変化にも気が付きやすくなります。
③枝物だけで楽しむ
今月は、枝物を複数組み合わせているのでお花が終わった後は枝物だけを集めて1つの花瓶にまとめて飾るお楽しみ方がおすすめです。
お手元に残った花材でざっくばらんに活けこんでいきます。
飾る際に、花材の個性をみて、高低差を意識して飾るとまとまりがよくなります。
個性の一例ですが、ヒメミズキはくねくねとした枝振りが個性的なので長めに切ってくねくねとした枝が見えるように、トキワガマズミは赤色が入っているので花材の間に挟んでメリハリを持たせるなど花材が持っている特徴を見て飾っていくと素敵に飾れます。
花材を短く切って飾ることで、花材に新しいお水が行き渡りやすくなり、みずみずしさが戻ることもあります。
寝室や食卓などの身近なところに飾りやすくなり生花の最後の変化を感じることができます。
是非お試しください。