緑の花がある暮らし。-12月第1週お届けの花材紹介-

今月お届けのお花

※今月お届けの花材は、輸送中の温度変化で水下がりを起こしてしまう花材が含まれております。
ご到着した際にレースフラワーやアストランチアが下向きで、触れて萎れているようでしたら、茎を2cmほど切りたっぷりの新鮮なお水が入った花瓶に飾り、空調の当たらない涼しい場所に飾ってください。
3時間ほどでお水を先端まで上がります。
もし半日ほど経っても変化がない場合は、お手数をおかけいたしますが、お問い合わせフォームよりご連絡のほどお願い申し上げます。

コットン〈生産地:愛媛県 えひめ中央農協〉


綿花して私たちに古くから親しまれているコットンは、純白な綿の状態が楽しめるのは実は冬の季節のみ。
私たちが見慣れている白いふわふわの綿は、コットンの実が乾燥して爆ぜたもの。
コットンは夏に黄色やピンク、白色の花を咲かせ、花が終わると秋から冬にかけて実をつけ、実が乾燥したのち、中から白い綿が溢れてきます。
街中で見かける切花のコットンツリーの大半は輸入のコットンツリーとなっており、国産のコットンツリーはとても珍しい花材です。
国産のコットンツリーの特徴は、ふわふわな実にあります。
指でほつれるようなきめの細かい綿が特徴です。

コットンツリーの綿の中には粒状のものが入っております。その粒状のものはコットンツリーの種になります。
自然な環境で作られたコットンツリーなので、種を春の温かい時期に巻くと発芽することもあります。
コットンツリーは完全に乾いているため長い期間お楽しみいただけます。
埃や水がつくと変色など劣化が早まるのでご注意ください。



〈お手入れ方法〉
・ドライフラワーと同様の状態なのでお手入れは特に必要はありません。

 

 

エリンジューム 〈品種名:シリウスクエスター〉〈生産地:ケニア


トゲトゲのマットな質感の異質な形状の花材、エリンジューム。
金属質のような光沢があるユニークな形状で性別問わず人目を引きつける花です。
球状に小花が集まり、そのまわりを囲むようにとげのある苞が広がります。
お花を触れた際の質感も硬いため、時間の経過で色が多少変化する程度でお手軽に綺麗なドライフラワーになります。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約2週間〜3週間程、ドライフラワーとしても半年から1年ほどお楽しみいただけます。


〈お手入れ方法〉
・比較的丈夫なお花なのでお水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。





アストランチア 〈品種名:スターオブビリオン〉〈生産地:ケニア〉

 

アストランチアは、セリ科の植物で繊細なお花の形がとても印象的です。
アストランチアの語源は、ギリシャ語の星を意味する「Astra」が元になっているとも言われています。
風になびくアストランチアの姿は爽やかな清涼感を感じさせてくれます。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。

 

〈お手入れ方法〉
お水の量は、半分から2/3ほど多めがおすすめ
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
・お花が下を向き、しおれてしまった場合は、短く切って花瓶に飾るとみずみずしさが戻ることがあります。

 



レースフラワー〈品種名:グリーンミスト〉〈生産地:和歌山県 紀州農協〉

 

レースフラワーもアストランチアと同じセリ科のお花です。
人参の花と葉に似ており、とても爽やかな香りのする花材です。
白い細かい粒の1つ1つが花で、時間をかけてゆっくりと白い小さなお花が咲き開いていきます。
満開になると、緑色のお花から白いふわふわのお花に様変わりします。
レースフラワーは、飾る場所や、花瓶の水の清潔度によりくたっと萎れてしまうこともあるデリケートな花材でもありますが、冬から春にかけて一緒に飾る花材に香りと動きを与えてくれる名脇役の花材です。
フレッシュな状態を鑑賞する期間の目安は、1週間〜10日程お楽しみいただけます。


〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から2/3ほど多めがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、水替えの際は必ず1cmほど茎の切り戻しをしてください。

 

 

コニファー〈品種名:ヒムロスギ〉 〈生産地:埼玉県 さいたま農協

 

コニファー〈品種名:ブルーアイス〉 〈生産地:和歌山県 ありだ農協
コニファー〈品種名:雪冠杉〉〈生産地:静岡県 山本繁夫〉


冬の香りを感じる枝物、コニファー。
コニファーは針葉樹の総称で、今月お届けのコニファーはヒムロスギとブルーアイスと雪冠杉の3種類。
深い緑色のコニファーがヒムロスギ、淡い緑色のコニファーがブルーアイスです。
ヒムロスギは質感と深い緑色からからクリスマスの季節を彷彿とさせてくれます。深い緑は冬に出回るどのお花との相性がよく、とても合わせやすい枝物です。
ブルーアイスの特徴は、枝の形状と爽やかな香り。
雪の結晶のような繊細な形状に清涼感のある香りがします。
雪冠杉は、雪をかぶったように新芽の箇所が明るい黄色になっており、見た目で冬を伝えてくれます。
コニファーを飾ると爽やかな香りがご自宅に漂い、森にいるような気分になります。
日持ちも抜群に良く、クリスマスまでお楽しみいただけます。

 

〈お手入れ方法〉
・とても長く楽しめる花材なので特別なお手入れは必要ありません。
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・乾燥に弱いため、空調の風が直接当たらない場所に飾ると長くお楽しみいただけます。
・葉に触れてパリパリとする場合は、乾燥しているため、茎の切り戻しや霧吹きをすることでみずみずしさが戻ることがあります。
・お水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・お水の量は、半分から2/3ほどがおすすめ。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さまにして乾かすとより発色の良い綺麗なドライフラワーになります。

  

  

 

お花の飾り方やお手入れ方法は、初めのうちは難しいものに感じることもあるかと思います。
ですがお花も生き物であり、絶対という決まりや方法はありません。
お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけとなっていただけたら幸いです。
F. [éf]の緑の花の定期便を通して「お花と過ごす時間」が普段の時間より少しでも豊かなものになりますように。

 

 

 

※輸送中の配送事故等で、稀にお花に破損、または萎れた状態になってしまうことがあります。傷んだ状態で届いた場合は、1度花材の茎を1cmほどハサミで切っていただき、たっぷりのお水が入った花瓶に飾っていただき直射日光のあたらない涼しい場所で半日ほど休ませてあげることで元気な状態に戻ります。半日ほど様子を見ていただきみずみずしさが戻らない場合は、お手数をお掛けいたしますがF. [éf]お問い合わせフォームまでご連絡をお願い申し上げます。