緑の花がある暮らし。-11月第3週お届けのお花のおすすめの飾り方-

おすすめの飾り方

11月にお届けした花材は、一つの花瓶にまとめて飾っていただいてもお手軽に季節を感じることができますし、枝物だけを小分けにしてもとても飾りやすくなっております。
F. [éf]らしくユニセックスに様々な場所に合うようなテイストを意識し、F. [éf]の秋を表現しました。
季節は秋から冬に、つかの間の秋をF. [éf]の緑の定期便でより感じていただけますと幸いです。

今月のお花を1つの花瓶でまとめて飾る際は、各花材が重なり合わないように高低差をつけて届いた状態から手で優しくほぐしながら飾りましょう。
届いたお花を飾り、よく観察し、どの向きを正面に飾ったら美しく見えるかを様々試していただくことでお花の魅力を体感することと同時にお花の飾り方も上達していきます。

1度花束をバラしてから花瓶に飾る際の飾り方のポイントは次の3ステップです。


おすすめの飾り方

①初めにユーカリとアカシアを器の高さの2倍ほどの長さに切り、器の口に沿わせるようにざっくりと花瓶に活けて後にいける花材の土台を作ります
 


②①で作った土台にリューカデンドロン、バラを活けていきます
。水に浸かるような短い花がある場合は切って手前にいけると締まります。②でいけたそれぞれの花材は高さを変えて三角形を意識しまとめて飾るのがおすすめ。花材が動く場合は土台やゴールデンカップまたはディスカラーイエローに絡めるように活けると固定されます。

 

③飛び出すようにスプレー咲きのバラを活けて、空いた奥の箇所に残りの花材を活けて、最後にそれぞれの花材の高さが重ならないように調整して完成です。

 

飾る際に枝物や重めの花材などで土台を作ることで、空間が出来、空いた箇所を埋めるように活けることで、お手軽にまとまりがよく飾ることができます。
土台の枝物に引っ掛けるように花材を活けていくことで自然に花材が留まりたい場所に動いてくれます。



2本以上同じ花材がある場合は、同じ箇所にまとめて飾るグルーピング、または対角線を意識して「手前に1本活けたら奥にも1本、右に活けた左に1本」のように飾るとお手軽に飾れます。

お花を素敵に飾るコツは、ざっくりと自然や偶然に任せて活けることです。今月のお花はお花が大きく重さがあるため、飾った際になかなか思ったところに留まらずぐるんと動き、自分の好きな箇所に固定するのは難しいかと思います。

無理やり花材を固定するのではなく、花材の場所は、花材がいきたいように花材に任せて、その花材に合わせて会話するように花材を器に足してくのがおすすめです。


お花の飾り方に正解はありません。難しく考えずお花と向き合い、飾り手が美しいと思う形でお花との暮らしをお楽しみください。