緑の花がある暮らし。-7月お届けのお花の楽しみ方・小分け、一つの花瓶に飾る-
おすすめの飾り方
◯小分けに飾る
7月にお届けした花材は、どれも日持ちが長く、長い期間お楽しみ頂けます。
特に、枝物のドウダンツツジは大きな枝ぶりを活かすために早い段階から花とは分けて飾られるのがおすすめです。
1つの花瓶にまとめて飾るのも素敵ですが、小分けの花瓶に飾ることで花材の魅力に気付きやすくなります。
小分けに飾る際の器に決まりはありません。
コップやワインボトル、短い花材を飾る際は、薬の空き瓶などでも構いません。
花材が倒れないように自分の心が落ち着く、または楽しめるきっかけになりますと幸いです。
今月の小分けの飾り方のポイント
①花瓶と飾る花材の長さは「1:2」
②1つの器に飾る際は花材の種類をシンプルに
①花瓶と飾る花材の長さは「1:2」
お花を飾る際は、お花の長さを「花瓶の高さ」の2倍に切って飾るとお花も器も素敵に飾ることができます。
上記の写真では、草花を「1:2」を意識して飾ってみました。
器と花材とのバランスだけではなく、花材も倒れにくく安定して飾ることができるのも魅力の一つ。
「1:2」を意識して飾ることができたら、器に合わせてお花の長さを変えて器ごとに自分の好きな飾り方を探すのも生花ならではの楽しみ方です。
②1つの器に飾る際は花材の種類をシンプルに
上記の写真では、ドウダンツツジだけまとめて飾ってみました。
お花や枝物だけシンプルに飾ることでどんな空間にも合わせやすくなります。
ドウダンツツジは霧吹きをすることで長く楽しめます。霧吹きは、リシアンサスなど他のお花にとっては、夏の暑い季節と相まって花材にダメージを与えてしまうことがありますので小分けに分けて飾ってから霧吹きをされることをお勧めいたします。
飾る花材の種類をシンプルにすることで花材の特徴や些細な変化にも気が付きやすくなります。
◯花材が減ったらまとめて飾る
飾り始めて日にちが経つと、少しずつお花が痛んでいきます。
痛みが目立つ花材は、早めに取り除き、お手元に花材が少なくなってきたら小分けにして楽しんでた花材を1つの花瓶にまとめて飾るのがおすすめです。
お花が届いて20日を過ぎると、ポツポツとお花が痛んでいきますので痛んだ花材にいち早く気づくためにも1つの器にまとめるのがおすすめです。
リシアンサスは、花の形が個性的なので際立つようにドーム状のようにこんもりと丸く花の高さを揃えて、利休草など草花などを飛び出させて飾るのがおすすめです。
1つの花瓶にまとめる際は、Day1の飾り方と同様、高低差を意識して飾ることで、お花同士が重ならず、各花材を最後まで変化を楽しむことができます。