緑の花がある暮らし。-6月第3週お届けの花材紹介-
今月お届けのお花
アジサイ〈品種名:抹茶〉〈生産地:コロンビア〉
街中でも彩り豊かに梅雨の季節を彩ってくれるアジサイ。
アジサイは6月の1ヶ月間という短い期間に旬を迎えます。切花のアジサイには大きく分けて2種類のアジサイがあります。
1つは、街中で古くから植えられているアジサイと同じ「西洋アジサイまたはガクアジサイ」、もう一つは園芸用に品種改良された「秋色アジサイ」があります。
西洋アジサイは、一般的なアジサイで、花を触れた際にみずみずしい質感のアジサイです。こちらのアジサイは、ドライフラワーには向かない品種で、ドライフラワーにすると茶色く変色しおれてしまうのが特徴です。
秋色アジサイは、花に触れた際の質感が少しカサついているパサパサとした質感が特徴です。
秋色アジサイは名前に「秋」がついている通り、鉢物では6月から10月ごろまでお花が枯れずに少しずつ色の移り変わりを楽しめるお花です。
長く楽しめるお花なので、ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。
今回お届けしたアジサイはフレッシュな状態で、日を追うごとに少しずつ白色から深い緑色に色付いていきます。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜20日程。
ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。
アジサイは、飾る環境によりお花が萎れてしまうことがあります。その際は、下記のお手入れ方法をご参照ください。
〈お手入れ方法〉
・お手入れ方法は、お水替えの際に2cm程茎をハサミまたはナイフ、カッターで斜めに切るようにしてください。その際、白いワタを刃物の先端で取り除くとよりお水を吸いやすくなります。
お手入れ① 〈茎の切り方・断面〉
お手入れ② 〈茎の切り方・ワタの取り方〉
・アジサイは、綺麗なお水を好みますので花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると花首が下を向いてしまうことがあります。その際は、同じく茎を2cmほど斜めに切り、たっぷりの綺麗なお水が入った花瓶に飾っていただきますと元気になることがあります。
・花瓶のお水の量は多めがおすすめ。半分から8割ほどの水を目安に入れてください。
・花びらに茶色のシミが出てきた場合はなるべく早い段階で手で優しく取り除いてください。
・切り花栄養剤の効果が大きいので栄養剤入りのお水を使うことで日持ちが大幅に伸びます。
〈アジサイが萎れてしまったら〉
飾っているアジサイがしおれてしまったら、茎を日々ののお手入れ方法と同様に切り戻していただき、写真のようにお届けした白い紙などでお花を包み風と直射日光の当たらない場所に置いてください。
2〜3時間ほど置いていただくとお水を吸い上げてみずみずしい状態に戻ります。
大きな花瓶をお持ちの方は、茎を切り戻した後に、アジサイのお花の先端まで全体がお水に浸かるようにそのままの状態で2〜3時間ほど漬けていただくだけでもみずみずしさがが戻ります。
ぜひお試しください。
アストランチア〈品種名:マヨール〉〈生産地:福岡県 糸島農協〉
アストランチアは、セリ科の植物で繊細なお花の作りがとても印象的です。
アストランチアの語源は、ギリシャ語の星を意味する「Astra」が元になっているとも言われています。
風になびくアストランチアの姿は爽やかな初夏を感じさせてくれます。
アジサイを彩る草花としてお楽しみください。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
・お花が下を向き、しおれてしまった場合は、短く切って花瓶に飾るとみずみずしさが戻ることがあります。
コロニラ〈品種名:バリエガータ〉〈生産地:香川県 F. U.Kagawa〉
マメ科の植物のコロニラ。春には黄色いお花を咲かせます。
原種のコロニラは緑色の葉ですが、今回は白い縁取りのバリエガータという品種をお届けいたしました。
動きのある先端がとてもキュートで、一緒に飾る花材を彩ってくれます。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜2週間程。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
スモークグラス〈生産地:福岡県 筑後〉
猫じゃらしのような形状の草花のスモークグラス。
イネ科の植物で、猫じゃらしとも同じ仲間の花材です。
スモークグラスはふんわりと広がった穂が特徴で、風になびく姿が素敵な花材です。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜2週間程。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
ナルコラン〈生産地:新潟県 にいがた岩船〉
ナルコランは、初夏の葉物として代表的な花材です。
白い縁取りの葉が清涼感を与えてくれます。初夏のお花とはどれも相性が抜群です。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。
・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
キイチゴ〈品種名:ベビーハンズ〉〈生産地:宮崎県 宮崎中央農協国富〉
大きな切れ目の入った葉の枝物。キイチゴの中でも葉が小さい品種で、赤ちゃんの手のひらに似ていることから「ベビーハンズ」と品種名が付いたと言われています。
初夏から出回り、夏はフレッシュな緑色の枝物ですが、秋には赤く紅葉した状態で出回ります。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜3週間程お楽しみいただけます。
2週間ほど経つと枝の先端や脇芽から新芽が出てくるのもキイチゴの楽しみ方。
〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。
・葉に触れてパリパリとする場合、もしくは黄色に変色した場合は手で葉の根元から取り除いてください。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
是非、今回お届けいたしました花材をきっかけに花材の旬の時期、お花の品質、生産者様などご興味を持っていただけますと幸いです。
花材のお手入れ方法等でご不明な点がございましたら何なりとお問い合わせフォームよりお問い合わせくださいませ。