緑の花がある暮らし。-5月お届けのお花の楽しみ方-

今月お届けした花材は花瓶にそのまま最後まで飾っても、花瓶から出してスワッグとしてもお楽しみいただけます。
F. [éf]では、生花としてお楽しみいただいた後は、スワッグとしての楽しみ方をおすすめしております。
今回は、5月お花を使ったスワッグの作り方をご紹介いたします。

スワッグは、花瓶にお水を入れて飾って楽しむブーケや花束と異なり、窓や壁に吊るす飾りの総称をスワッグと呼んでいます。
スワッグにすることで、重力で花材が真っ直ぐな状態で乾いていくので綺麗な状態でドライフラワーが出来上がります。

早速作り方をご紹介いたします

必要な道具は、ハサミと紐(花束のラッピングの紐や麻紐など)。
今月のおすすめのスワッグの作り方は下記の3ステップ。

是非ご参考になりますと幸いです。

 

①枝物(ヒメリョウブ、グレビレア)でスワッグの土台を作る

枝物だけでもスワッグとしても飾れるような形を意識し、スワッグの土台を作ります。
右利きの方は左手で花束を持つイメージで上記写真の茎が交差している箇所あたりを握りながら写真のように上向きに枝物を重ねていきます。
左利きの方は、反対に右手で枝物を握ります。

 

②土台の上に残りの花材重ねる

 枝物で作った土台の空いた箇所を埋めるように残りの花材を重ねていきまます。
握った手に花材を1本ずつ足していくように重ねていきます。
花材同士が重ならないようにお花一つ分ずつすらして重ねていくとバランスよく仕上がります。
スタンダード咲きバラを1本長めに土台に重ね、スプレー咲きバラをお花が重ならないように高さをずらして交互に重ねていきます。
ミントは、一番手前に添えてあげることで香りをより感じることができます。

  

③茎元を紐で縛り、逆さまに吊るして完成

 

花材を重ね終えたら束ねている茎元を麻紐や、お届けした際にラッピングに使用しておりました革紐などできつく縛ります。
ドライスワッグの場合、綺麗なドライフラワーにするために風通しの良い場所に吊るすことをおすすめです。
香りはドライになっていくにつれて薄れていきますが、リビングなどの身近な場所に飾ることで乾かしながらミントの香りもお楽しみいただけます。

スワッグは、2週間ほどの時間をかけてゆっくりドライフラワーへと変化していきます。
 

 今月お届けしたお花はいかがでしたでしょうか。
約1ヶ月、お花と一緒に過ごして、お花のある生活に少し慣れましたでしょうか。
5月にお届けしたお花は、葉物や枝物などお手入れがお手軽なものから、バラなど少しお手入れが必要なお花もあったかと思います。
お手入れが必要なお花は、手間がかかることからあまり飾られない方も多くいらしゃるかもしれませんが、そんなお花が弱った状態から元気な状態に戻る体験は、何事にも変えがたい喜びと、切り花が生き物であることを感じることができます。
F. [éf]の緑のお花の定期便では生花にこだわりを持ち、花材の品種、品質を厳選してお送りしています。
最後まで楽しむこと、それは生花として楽しめる短い期間の中での、その植物の瞬間の美しさを最大限に理解することだと思います。

F. [éf]の緑の花の定期便を通して、お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけとなっていただけたら幸いです。