緑の花がある暮らし。-4月第3週お届けの花材紹介-

今月お届けのお花

 

 

 

カラー〈品種名:グリーンゴッテス〉〈生産地:熊本県 やつしろ農協〉

繊細な花形が特徴的なお花、カラー。ウエディングなどでも人気の花材で、今や通年花屋で見かけることができる花材です。
カラーには、野菜などと同様に乾いた土の場所で育つ「畑地性カラー」とお水に浸された田んぼのような場所で育つ「湿地性カラー」の二種類があります。
4月の今の時期は、「湿地性カラー」の最も品質の良い時期。
旬の期間は1年でも短く、約2ヶ月ほど。そんな最高な状態のカラーを、カラーの一大生産地の熊本県の竜北よりお届けいたします。
カラーのお花には通常、香りはないとされているのですが、収穫した直後にはほのかに甘い香りが残っております。
お手元に届いたらカラーの中心を香っていただくとかすかに甘い香りが残っているかもしれません。
湿地性カラーの特徴は、「茎の太さ」であり、畑地性カラーより太くみずみずしいのが特徴です。
今回お届けしたカラーは、緑のさしが入る品種グリーンテトラ。
1つとして同じ模様の入るカラーはなく、自然が作り出す模様にうっとりします。
カラーの花の表面、裏側、茎とそれぞれ異なる「緑色」をぜひご堪能ください。
カラーをフレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、10日間〜2週間程。
涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合、お花が大きく咲き、より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。

 

〈お手入れ方法〉

・カラーの茎は、お水に浸かると腐りやすい為、単体で花瓶に飾る場合は、花瓶のお水の量は器の1/3から半分ほどの少なめに入れるようにしてください。
他の花材と一緒に飾る場合は、器の半分から6分目ほどのお水を入れてください。
・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。
・稀に、茎の先端が花瓶のお水の雑菌により溶けてしまうことがございますがその場合は、溶けていない箇所まで早めに茎を切って新しい花瓶に活け直してください。
・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると茎の腐敗が進んでいきお花が痛んでしまうので注意してください。

 

 

 

 

スノーボール〈生産地:愛媛県 えひめ中央農協〉


アジサイのように小花が鞠状に集まった花木、スノーボール。
これから初夏に向けて旬の季節を迎える花材です。
垂れるようにお花を複数つけ、風になびく姿がとても愛らしいです。
咲き進むに連れてお花の色も白に近い淡い緑色に変色していきます。
アジサイ同様、飾る場所により水が下がり、萎れてしまうことがございます。
その際は、下記のお手入れ方法をご参考にしていただければ、2〜3時間ほどでみずみずしい姿に戻ります。
スノーボールをフレッシュな状態で、10日間〜2週間程お楽しみいただけます。

 

〈お手入れ方法〉

・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎を斜めにハサミまたはカッターで切るようにしてください。切った茎の断面を縦に割れ目を入れるとよりお水が吸いやすい状態になります。
・お水の量は、半分から6分目の少しお多めがおすすめ。
・花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。スノーボールは濁ったお水が苦手なのでお花の状態が悪い際は、茎を切り、お水を綺麗なものに入れ替えてみてください。

 

 

・お花が萎れてしまった場合は、茎の先端をハサミで切ったのちに、上記の写真のようにお花が浸かるような器に2〜3時間ほど浸けていただくとみずみずしさが戻ります。

 

 

 

ブルニア〈生産地:南アフリカ〉

南半球に生息するネイティブフラワーの仲間のお花、ブルニア。
乾いたような質感のお花で、ドライフラワーとしてもそのままの状態でお楽しみいただけます。
とても丈夫な花材なので特別なお手入れは必要はありません。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、2週間〜3週間程お楽しみいただけます。
ドライフラワーとしても綺麗になるので、フレッシュな状態で楽しまれた後は是非お試しください。



〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。
 

 

 

ムギ〈生産地:静岡県 東伊豆 ふじ伊豆農協〉

お茶や、食べ物でも親しみのあるムギは春の時期はお花とも相性抜群の花材です。
花瓶に飾ることで、穂の質感の変化などを楽しむことができます。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、2週間~3週間ほどお楽しみいただけます。

 

〈お手入れ方法〉
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、少なめから半分ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、茎の切り戻しをしてください。

 

 

バイカウツギ〈生産地:静岡県 とぴあ浜松〉

春から初夏にかけて出回る枝物、バイカウツギ。
バイカという名前は「梅の花」とかけられており、梅の花に似ていることから名前をつけられました。
つぼみの一つ一つがゆっくりと開花していき、お花が開花するとほのかに甘い香りが楽しめます。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜2週間程。

 

〈お手入れ方法〉

・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。
・お水を吸いやすいので花瓶のお水の量は6分目ほどの少し多目がおすすめ。

 

 

 

ユーカリ〈品種名:グニーユーカリ〉〈生産地:愛媛県 えひめ中央農協〉

シルバーグリーンの爽やかな香りのする枝物。
フレッシュな状態では香りが楽しめ、ドライフラワーとしても色が変わらずそのままの状態でお楽しみいただける飾りやすい花材です。
今の時期は、ユーカリの成長期でもあるため、先端が明るい色の新芽がたくさんついており、飾っていると新芽が咲き開く変化をお楽しみいただけます。
ユーカリの清涼感のある香りには心を落ち着かせる鎮静作用や集中力を高める効果などがあると言われています。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、約2週間~3週間程お楽しみいただけます。

 

〈お手入れ方法〉
・お水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・枝の先端から傷んでくるため、フレッシュな状態で楽しむ場合は、先端の葉を触っていただきカサカサとした箇所をハサミで取り除くことでより長くフレッシュな状態でお楽しみいただきます。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さまにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。

 

 

桜が満開の時期を迎え、春本番の季節になりました。
冬から春に季節が切り替わり、お花はより春らしくみずみずしさを感じます。
今回は、春の短い時期のみ旬を迎える「カラー」をお届けいたしました。
是非、今回お届けいたしました花材をきっかけに花材の旬の時期、お花の品質、生産者様などご興味を持っていただけますと幸いです。


花材のお手入れ方法等でご不明な点がございましたら何なりとお問い合わせフォームよりお問い合わせくださいませ。